紀南の道の駅、全部行く旅

【虫喰岩】

国道42号を少し戻り、海岸部から内陸部へ、古座川町へと入った。古座川町に3つある道の駅も行ってしまおうという作戦だ。古座川町はジオパークの宝庫で、珍しい岩景色がたくさんある。「岩を見る」と文字にすると、もしかすると楽しさが伝わりにくいかもしれない。だが、そうじゃない。これほどの奇岩の宝庫になると、たびたび訪れてしまう。そして、古座川町の際立つ岩景色には、それぞれに道の駅がある。まずは古座川町池野山(いけのやま)の「道の駅虫喰岩(むしくいいわ)」へ。

道の駅虫喰岩

道の駅虫喰岩

道の駅虫喰岩のスタンプ

道の駅虫喰岩のスタンプ

ここは、高池(たかいけ)の虫喰岩。太古の火山活動などで作られたハチの巣状の穴だらけの岩山がある。大橋さんが気にしていた岩の種類は流紋岩だそうだ。
高池の虫喰岩

高池の虫喰岩

高池の虫喰岩

高池の虫喰岩

そして、3月はクマノザクラの季節。この道の駅は、クマノザクラ見物の拠点としても人気なのだ。1年前に訪れたとき(⇒「古座川、クマノザクラを見に行く旅」)は咲きはじめだったが、今回は満開間近。女子たちも早咲きのクマノザクラのタイプ標本木に感動しきり。春告鳥、ウグイスの声が響いていた。春だ。
クマノザクラのタイプ標本木

クマノザクラのタイプ標本木

クマノザクラのタイプ標本木

クマノザクラのタイプ標本木

【滝ノ拝太郎】

続いては、穴だらけの川底、滝ノ拝(たきのはい)へ。道の駅の名前がちょっとユニーク「滝ノ拝太郎(たきのはい・たろう)」。大橋さんじゃなくても「誰?」と思うよね。

道の駅滝ノ拝太郎

道の駅滝ノ拝太郎


滝ノ拝太郎は、この穴だらけの川底を作ったという伝説の侍の名前で、この伝説については、道の駅に行けば詳しくわかる。この地形は、実際には、小石が川の流れで転がって削られたポットホール、そして、滝もある。この岩景色も必見だから。
滝ノ拝

滝ノ拝

滝ノ拝

滝ノ拝

滝ノ拝近くの小川(こがわ)沿いにもクマノザクラの名木がある。通称、中崎のクマノザクラだ。訪れたとき、まさに満開、付近の山々にも見ごろの桜が花開いていた。女子たちもしばし鑑賞。
中崎のクラノザクラ

中崎のクラノザクラ

中崎のクラノザクラ

中崎のクラノザクラ

【一枚岩】

ジオパークの宝庫、古座川町の岩景色の真打は一枚岩。伊舞さんは、女子旅でたびたび訪れ、すっかり通に(⇒「太地・古座川・すさみ、大自然を楽しむ旅」「串本・古座川、ジオパークと伝説を訪ねる旅」)。そして、古座川町の道の駅もコンプリート。

道の駅一枚岩

道の駅一枚岩

道の駅一枚岩

道の駅一枚岩

放送の頃には、古座川町の見頃のサクラは、クマノザクラから、ソメイヨシノへと移っている。今回は、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、様々な催しが中止になっている時期の旅だった。昨シーズンから古座川町観光協会が始めた「古座川さくらフェア」も飲食の販売を止めるなど、静かなさくら見物主体となり、中止になったさくらまつりもあり、番組で、そういったインフォメーションができなくなった。「そんな年もあったなぁ」と話せる春が、きっとまた来るはずだから、その時に旅を楽しんでもらえれば。

【くちくまの】

今回の最後の道の駅は上富田町。紀勢自動車道上り線にある(一般道からも行ける)「道の駅くちくまの」だ。すっかり日が暮れてしまった。紀勢道は国道42号バイパスでもあるので、ここの押さえて国道42号の道の駅、完全コンプリートともいえる。初めて訪れたが「口熊野」は聞いたことがあるという大橋さん。秋の熊野古道旅の際に聞いたのではないかと思ってみたり(⇒「上富田から中辺路、秋の熊野古道を楽しむ旅」)。そして、ひょうたんせんぱいの顔ハメパネルにもはまる女子2人。

道の駅くちくまの

道の駅くちくまの

道の駅くちくまのの顔ハメパネル

道の駅くちくまのの顔ハメパネル

今回の旅では11か所の道の駅を訪ねた。今度はどんな切り口で道の駅を巡ろうか。今年オープンの和歌山市の道の駅にも当然行かないと。そして、次回から「ラジオで女子旅」は4年目に入る。Season4もお楽しみに。


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