【マグロの港】
早いもので番組は5年目に。新シーズンのスタートを告げるのは、三浦ちあきさんと大橋未歩さん(写真右)の初めてのコンビ。訪れたのは那智勝浦町。潮の香りに誘われて、漁港から旅が始まる。スタート写真で女子2人が手を広げているのは5年目を記念してのこと。
那智勝浦漁港から
☆番組は、ここから聞くことができます。
天候が穏やかだったので海も穏やかだった。青い海と白い漁船の港景色が美しい。漁港には海に向かってベンチがある。あれば座る女子たち。そして、大きなマグロのモニュメントが目にとまった。勝浦漁港にぎわい市場のシンボルで、2019年11月にお目見えした。その時点で、勝浦漁港で水揚げされた最大のマグロの実物大(2018年3月12日に宮崎県のマグロはえ縄漁船「漁安丸」が水揚げした重さ450kg、全長274cmのクロマグロ)。デカい。
漁港前のベンチ
マグロのモニュメント
この2人、それぞれにこの番組で何度か那智勝浦町は訪れたことがある。代表的なものは、
2017年5月の「海の幸と山の神秘にふれ蘇る、南紀の旅(三浦ちあき・いわさきふきこ)」や
2019年6月の「那智勝浦で“1番”をめぐる旅(伊舞なおみ・大橋未歩)」。今回はまた違った旅になるはず。
スタート地点のすぐそばで、大きなビー玉で作られたツリーのようなものを見つけた。ビー玉ではなく、ビン玉だった。その名も「ビン玉ツリー」といって、夜にはライトが点灯するようだ。ビン玉は、海で漁をするときに使用する「浮き」で、港町では玄関の飾りなどにも再利用されている。
ビン玉ツリー
ビン玉ツリー前で
勝浦漁港といえば、「生マグロの水揚げ日本一」で知られる。女子2人も市場の方へと歩いていく。さすがに、日も高くなっているこんな時間にセリは行われていない。でも、目新しい看板を見つけた。「マグロ資料館 展望スペース TSUNAGOODつなぐ」とある。誘われるように入ってみる。階段を上がると、ガラス越しに魚市場が一望できるスペースに出た。連日、午前7時から行われているマグロのセリがここから見られるのだ。これまでも見学はできたが、専用スペースができたのは嬉しい。2017年の年末に竣工した。
TSUNAGOODつなぐ
階段を上っていく
ここには、水揚げやセリの様子を紹介する写真パネルや、魚市場の歴史や、マグロはえ縄漁についての説明もある。そして、またまた大きなマグロと出会った。その時点で、勝浦漁港で水揚げされた最大のマグロの実物大(2017年3月5日に宮崎県のマグロはえ縄漁船「第22勝徳丸」が水揚げした重さ446kg、全長282cmのクロマグロ)。これもデカい。そして、左側に、2018年にさらに大きな(重い)クロマグロが水揚げされ、記録が更新されたと記されている。記録を更新したマグロの実物大が、にぎわい市場の前にあるという訳だが、全長(長さ)ベースだと、この場所のマグロの方が大きいということを記しておく。3月から4月初旬頃にその年の最大のマグロが水揚げされることが多いので、大物が見たいならこの時期がオススメ。
魚市場を一望
日本一のマグロと共演
那智勝浦町に来ればマグロに代表される海の幸を求める人が多いが、今回のランチはお肉。漁港近くに熊野牛のおいしい店があると聞いて「ステーキハウスひのき」を訪ねた。
ひのき店内
鉄板を前に
マスターの梶原鉄平(かじわら・てっぺい)さんが、目の前の鉄板で調理してくれる。香りと音が食欲をそそる。女子2人はマスターと鉄板から目が離せない。
お肉が鉄板に
マスターが目の前で調理
名物ハンバーグステーキランチが完成!いっただきま~す。
たっぷりの野菜サラダ
完成!
キャーキャー言いながら、おいしくいただいた。「これまで食べていたハンバーグは何だったのかというくらい」と三浦さん。「新たな1ページを刻んだ」と大橋さん。また来なくては。
ハイテンションのランチ
ステーキハウスひのき前
【那智高原】
今度は山に向かう。目的地は那智高原。2011年の紀伊半島大水害の爪痕が残る景色を見ながら車は山を登っていく。遠く眼下に海が見えてきた。さらに山へと入っていく。そして、ちょっと寄り道(実は道を間違えたー)。展望が開けた場所を見つけ、車を降り、地名を探すと「小阪(こさか)」とある。小阪といえば棚田で有名じゃないか。そして、色川方面に向けてお茶の産地じゃないか。というわけで、そんな景色も見ながら、ちょっと休憩。鳥のさえずりが心地よい。
寄り道した小阪の風景
漁港から30分あまり、ようやく那智高原公園に到着。広い駐車場と芝生広場が向かえてくれる。そして、駐車場の脇に気になる看板がある。少し上ると妙法山(みょうほうさん)で、そこは富士山遠望最遠の地と記されている。「ほんとにぃ!」と驚きながら半信半疑の女子たち。富士山が見えたのは本当。ただし、今は2番目の遠望地になってしまった。といっても、1番も那智勝浦町内ではあるらしい。
那智高原公園到着
富士山再遠望の地に驚く
広い芝生を歩いて行く女子2人。女子トーク全開。寝そべってもいいし、ボール遊びもいいなあ。やがて、屋根付きのコンクリート造りの休憩スペースが近づいてきた。池がある。水がめちゃくちゃきれいだ。
芝生を歩く女子2人
池の水がきれい
池には、金魚のような赤い小さな魚がたくさんいた。気持ち悪いくらい(笑)大量のオタマジャクシもいた。
小さい魚がたくさん
おたまじゃくしの群れ
池の向こうは木々が茂る。小径を歩いて行くと、足下に看板がある。「滝が見える展望台」があるようだ。このあたりで滝といえば「あの滝」に違いない。所要時間は消えていてわからないが、行ってみる。
木々の茂る小径を行く
滝が見える展望台!?
苔むした石だらけ。スタジオジブリの作品に登場する世界の中にいるみたいだ。
苔むした石段を上る
前方に展望台らしき
那智の山々の中に、白い滝を発見!那智の滝だ!滝口の三筋の水の流れが見える。水流の勢いも感じられる。歓声を上げる女子たち。「マイナスイオンよ届け!」と女子たちが口にする。届くかなぁ。
那智の滝が見える!
那智の滝遠望!
芝生広場に戻ってきた。桜が咲いている。自撮りを楽しむ女子たち。
桜をバックに自撮り
桜をバックに自撮り
モデル風の撮影もしてみた。
ジブリの世界に浸る大橋さん
大自然独り占めの三浦さん
【温泉のまち】
スタートの地ともいう、那智勝浦漁港に戻ってきた。旅の最後は温泉で癒やされる。漁港近くには誰でも利用できる2つの足湯がある。「海の湯」と「鮪の湯」だ。今回は「海の湯」へ。ここは、足湯に加え、手湯も楽しめる。硫黄の香りも少し。気持ちいいなぁ、癒やされるなーと女子たち。
足湯&手湯で癒される
漁港に戻ってきた
【おまけ】
旅(番組のロケ)は終わったが、さらに寄り道。2020年9月から2021年3月まで、社会実証実験でグランピングが行われていたブルービーチ那智へ。近くを通ると、グランピング用のテントがまだあったので立ち寄ってみた。営業中に来たかったが叶わなかった。社会実験ということは、結果次第では再び開催の可能性もあるのだろう。最近はキャンプもブームだし、期待したい。そんなことを思いながら見学見学。そして、波の音でも癒やされ、せっかくだからと波の音を収録。
ブルービーチ那智にて
グランピングのテント
みーちゃん(大橋さん)といえば、道の駅なちの「日本一黄色いポスト」だろうという訳で、ちーたん(三浦さん)をご案内。ちなみに「日本一黄色い」はみーちゃん調べだが、ちーたんも「これは日本一黄色いかも」と。いずれにしても、日本一かどうかはわからない。
日本一黄色いポスト
新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。誰もが好きなときに行きたいところに行けることが理想だが、今はむずかしい場面もある。出掛けられる時が来たら、ぜひ出掛けてほしい。そんな思いで、番組ではこれからも、旅を通じて、和歌山の素敵なところを紹介していく。
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