【夏、さきどり】
第2回、2017年5月。青い空・青い海・・・、今度は南へ行きましょう、誰が言い出したか、5月に紀南地方へ行くということは早くに決まっていた。波の音もいいなぁ。そんな風に始まった今回の女子旅での三浦ちあきさんのパートナーは、いわさきふきこさん(写真右)。1泊2日で南紀を満喫する。
和歌山放送(和歌山市)から車で1時間半ほど、白良浜にやってきた。海開き前の5月、一年を通して一番キレイな白良浜から今回の女子旅はスタートする。
☆番組は、ここから聞くことができます。
【白良浜(白浜町)】
青い空青い海に、白い雲はあっても良いけど、って、曇っているんだけど。そんなことを言いながら、白浜町の白良浜へ。白い砂浜に足を一歩踏み入れて「なにコレ!」と三浦さん。降り立ったのは初めてとのこと。真っ白で、さらさらの砂、広い白い砂浜に驚きの声を発したという訳。天気のことなどどこへやら、2人は、波打ち際へと歩いて行く。
そうはいっても遠目には曇り空を写して、それほど「青い海」感はなかったが、波打ち際に来て、海の水の透明さにまたまた驚き。そして、心地よい、穏やかに寄せては返す波の音を聞きながら、すでにリゾート気分。「夏、さきどり」が完了しそうなほど。せっかくだから、手をつけてみようと2人が手を伸ばした瞬間、少し大きめの波が打ち寄せた。その悲鳴で、女子旅がスタート。
去年までは、本州でトップを切って5月3日に海開きをしていたが、ことしからは7月の海の日を含む3連休の初日と変わった。また、放送日の翌日(28日)には、白良浜で砂まつりが行われる。
【道の駅すさみ(すさみ町江住)】
白良浜から紀勢道を使って、車でおよそ40分。終点のすさみ南インターを出ると、道の駅「すさみ」がある。すさみ町では今、「ケンケンかつお味覚まつり」開催中で、毎朝、水揚げされたケンケンかつおを道の駅のレストランで食べられると聞いて訪れた。だが、ことしは不漁の日も多いとのことで、その日も水揚げがなく、残念。
すさみ町は、この地が発祥のイノブタや新鮮な海産物がたくさんある。そこで、名物の丼を注文。いずれ劣らぬモリモリ度合いに驚きながらも、腹ごしらえ。大王&王妃との記念撮影やスサレンジャーの顔出しももちろんする女子たち。
【本州最南端(串本町潮岬)】
車は、国道42号をさらに40分ほど南下。本州最南端の地、串本町潮岬に到着。文字だけの「本州最南端」、地図付きの「本州最南端」。今回は後者を選択。2人で見渡す限りの太平洋の海原に叫んでみたり。はしゃぎモードに。
そして、前回の旅で幸運を拾ったことから、シロツメクサを見つけると座り込んで、またまた四つ葉探しが始まってしまった。ここで見つかると「神ってる」になるが、そんなことにはならない。ちなみに、シロツメクサの四つ葉出現確率は、1万分の1から10万分の1といわれている。
本州最南端の望楼の芝生に目新しい建物を見つけた。「潮風の休憩所」と書かれた平屋の建物。誰でも自由に入れる。串本町によると、3年前の夏にできたばかりという。中には、休憩スペースや畳敷きの子どもの遊び場、それに、串本町の自然や歴史、文化を紹介したパネル展示がある。初めて見る、知ることも多く、女子2人は感心しきり。飲料の自販機もある。
中でも、貝からボタンを作っていたという展示には興味津々。南の島(オーストラリア・木曜島)まで貝を捕りに行っていた歴史がある。潜水服も展示されている。
休憩所の職員の方に、「旭(あさひ)の森」を勧められる。「2~3分行けば、見晴らしのいいところがある」という話。なかなか、本格的な森が広がっている。そして、あった、隠れ絶景スポット(勝手に言ってる)発見! 潮騒が心地よく響き、潮岬灯台を見通せる。吉野熊野国立公園「本州最南端」の標柱もある。オススメ。
潮岬観光タワーはのぼっておきたい。潮岬地区一円が一望でき、「本州最南端証明書」がGETできる。
【パンとカフェ nagi(串本町大島)】
女子旅目線で、雰囲気のよさそうなカフェは、見つければ訪問することに。ここは、串本町大島にある「パンとカフェの店 nagi(ナギ)」。緑の中にぽつんとあるのがいい。
【TSUBAKI Coffee & more(串本町串本)】
こちらは串本町の本州側。町役場の近く、国道42号から1本海側の道路沿いにある、隠れ家的な感じのおしゃれなカフェ。ラテアートも楽しめる。
店内でも店外でも、モデルになりきってる女子がいる。でも、こういうのが似合うスペースで、また立ち寄りたくなったのも事実。