冬の九度山で、“食”に導かれる旅

【いちご狩り】

九度山の冬はいちご狩り!最近(数年前くらいからか)、いちご狩り推しの観光案内をよく見るようになった。これは訪ねないわけにはいかない。九度山駅から車で数分。橋本市との境界近くのビニールハウスが目的地。訪ねたのは「いちごの里 裕(ゆう)」。訪れた日は奇しくも「いちごの日」だったことを記しておく。

いちご狩り園の幟と看板

いちご狩り園の幟と看板

ルールなど説明

ルールなど説明

前賀代子(まえ・かよこ)さんに案内してもらう。和歌山生まれの「まりひめ」と、「紅(べに)ほっぺ」の2品種。1時間定額の食べ放題。「多い人は100個以上食べる」という言葉に、バッシーのスイッチが入る。
ハウスのいちご

ハウスのいちご

ハウスのいちご

ハウスのいちご

ハウスの中は20度に保たれているので温かい。いちごの実は、最初白っぽく、徐々に赤くなる。だから、赤い実を選んで、摘んで食べる。実は、軽くつまんで引っ張ると取れる(狩れる)。いちごの白い花も咲いていて、受粉担当のミツバチが飛んでいる。ハウスの中に巣箱を設置しているという。
ハウスのいちご

ハウスのいちご

茎をつまんで摘む

茎をつまんで摘む

栽培地が摘みやすい高さなのがいい。まずは、まりひめから。一生懸命に食べる女子2人。だが、粒が大きく、みずみずしく、甘~い。だから、そんなに数を食べられないのでは、と思い始めた。
いちごと三浦さん

いちごと三浦さん

摘みたてのいちご

摘みたてのいちご

ヘタが反り返っているのがおいしいといわれる(らしい)が、さらに進んで、ヘタが外れそうなのが、完熟でとってもおいしいという。完熟いちごは、市場に出回らないから、ハウスに来ないと食べられない。いちご狩り園だけのお楽しみ。そして、狩って食べることに夢中になる女子2人は、収録だというのに口数が少なくなる。なお、いちごはヘタの側から食べるのがおいしい。
いちごと女子2人

いちごと女子2人

いちご狩りする女子たち

いちご狩りする女子たち

摘んで

摘んで

食べる

食べる

ハウスに男性がやってきた。九度山町商工会の榎本真治(えのもと・しんじ)さん。冬の九度山はいちご推しという。そして、いちごは1月~2月が特においしいということを教えてもらった。
商工会の榎本さんと

商工会の榎本さんと

榎本さんもいちごを試食

榎本さんもいちごを試食

「紅ほっぺ」ハウスにも行き、甘くて酸味のあるいちごもいただく。いちごでおなか一杯になる幸せを感じたという女子2人。結局、バッシーは50個に届かなかった。皆さん是非、チャレンジしてみて。
いちごのハウス

いちごのハウス


【カフェでランチ】

続いては、カフェへ。いちごでおなかいっぱいと言っていた女子はどこへ。女子2人は、すでにランチモードに入っている。九度山の町中の端っこ、九度山駅からも近いところに建つ、雰囲気の良い和風の2階建て「おやつの時間 cafe style」。築100年近い古旅館をリノベーションしたのだという。

おやつの時間 cafe style

おやつの時間 cafe style

ランチはカフェで

ランチはカフェで

マスターの中川雅善(なかがわ・まさよし)さんが面白い。おしゃべりもうまい。そして、ダンディ。お店もマスターもすっかり気に入った女子2人は、上機嫌だ。
マスターの中川さん

マスターの中川さん

前菜

前菜

デミグラスハンバーグと白身フライのエスカベッシュを注文。ハンバーグが一番人気という。大きくてふわふわのハンバーグ。地元食材にこだわっているというランチ。営業時間は午前11時から午後2時まで、火曜が定休日。
デミグラスハンバーグ

デミグラスハンバーグ

白身フライのエスカベッシュ

白身フライランチのエスカベッシュ

スイーツもいただく。人気の真田プリン。やわらかでふわふわ。豆乳ベースのヘルシーなプリンに、富有柿を煮詰めた柿シロップがかかっている。甘くてビターな大人のデザートだ。パッケージ(ふた)は一文銭。6個並べて真田の六文銭になるのがいい。
真田プリン

真田プリン

やわらかいプリン

やわらかいプリン

「窓からは九度山の町が一望できる」と三浦さん。いやいや、景色はいいが九度山の町ではなく、田園風景が広がっている。見えるところで作られた食材を使っていると中川さん。見えているのは紀ノ川左岸。見えてないけど近くには、去年5月の旅「橋本から、紀の川の水を西へ “大畑才蔵”を訪ねる旅」で訪ねた小田頭首工があり、右奥には、先ほどまでいちご狩りを楽しんだビニールハウスが見えている。今度こそ、マジでおなか一杯になった。
窓の外は田園風景

窓の外は田園風景

マスターの中川さんと

マスターの中川さんと


【初詣】

初詣がてら(少し遅いけど)、世界遺産、丹生官省符(にうかんしょうぶ)神社へやってきた。弘法大師空海が創建したとされる神社で、訪れた日は境内の隅で「どんど焚(た)き」が行われていた。初めて来たという女子2人だが、少なくとも三浦さんは2年前、2018年1月の「冬の高野山を満喫する旅」で訪ね、写真も撮っている。

丹生官省符神社へ

丹生官省符神社へ

まずは参拝

まずは参拝

参拝のあと、おみくじをひく女子2人。三浦さんは「小吉」、柳橋さんは「大吉」。大喜びのバッシーだが、おみくじの内容が面白い(番組で聞いてみて)。いい年になることを願って。
おみくじを引く女子2人

おみくじを引く女子2人

大絵馬の前の女子2人

大絵馬の前の女子2人

旅の終わりは見晴らしの良いところがいいとのことで、紀ノ川フルーツライン(紀ノ川左岸広域農道)へと上り、旅のまとめをした。サルに出くわすことはなかった。


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