【高野山へ】
和歌山市方面から高野山方面へと自動車で向かうルートが変わった。京奈和自動車道の和歌山県内のルートが全線開通し、阪和自動車道に接続されたことによる。圧倒的に時間短縮が図られ、また走りやすい。そんな訳で、今回の旅の始まりは、県内で最も最近登録され、去年(2017年)暮れに観光拠点施設が竣工したばかりの道の駅、岩出市のねごろ歴史の丘から。三浦ちあきさんの旅のパートナーは覚道沙恵子アナウンサー(写真右)。朝の時間帯のため、写真の女子2人は、日差しがまぶしい表情になっている。
☆番組は、ここから聞くことができます。
【道の駅】
岩出市根来にある道の駅「ねごろ歴史の丘」。ここの施設には、和歌山県内の30市町村すべての観光ガイドが揃っている。地図とともに分かりやすく仕分けされている。女子2人は、高野町のところから、高野山の観光ガイドを探す。そして、色がきれいで、地図もある分かりやすいものをゲット。近くにある岩出根来インターから京奈和自動車道を西へ。
およそ20分。まさにあっという間に、かつらぎ町のかつらぎ西インター兼パーキングエリアに到着。ここで京奈和道を降りて一路、高野山を目指すのだが、その前に、道の駅「かつらぎ西」に立ち寄る。県内の京奈和道で唯一のパーキング&道の駅とあって、まだ朝なのに、観光客が続々とやってくる。覚道アナは、車中で食べようと朝ご飯に柿の葉寿司を買い、スタンプを見つけて押す。
この道の駅にも観光ガイドやパンフレットが多い。全市町村は揃っていないものの、地域の小さな催しは知ることができる。そんな中、賞金が書かれたチラシに引き寄せられる女子2人。「高野山への女子旅」を一瞬忘れたかのよう。ちょっとちょっと。
2人の心を揺らした賞金企画は以下の2件
【壇上伽藍】
かつらぎ西インターで京奈和道を降り、国道480号を約50分、高野山に到着。道中、標高が上がるにつれ、雪景色となっていき、大門を過ぎて山内道路に入ると、道路は除雪されているが、両脇の家々や寺院の屋根は雪景色となっていた。壇上伽藍前の駐車場に車を止めた。駐車場は積雪で真っ白。スタッドレスタイヤで良かったと感じた瞬間だ。
前日から天気が回復したため、日当たりのよいところ(屋根など)の雪は溶け始めていた。とはいえ、足下にはしっかりと積雪がある。壇上伽藍で約5~10センチというところか。しっかりと雪を踏みしめて歩く感じ。中門の屋根からは雪解け水が雨のように降り注いでいた。「この顔の怖い人何ていうのだっけ」など言いつつ中門をくぐる。ちなみに顔が怖いのは「仁王像」のこと。中門の怖い顔の人は東西南北に4体あり、四天さんといわれている。
中門をくぐると、金堂が立つ。中門は、高野山開創1200年記念で再建されたばかりだから新しいが、金堂は風格も歴史も十分にある。壇上伽藍は、弘法大師空海が高野山を開き、最初に着手した場所とされる。金堂はその中心で、高野山の代表的な法要はすべてここで営まれるという。
歩いて行くと朱色が鮮やかな根本大塔が見えてくる。「何て言うんでしたっけ」という大胆発言は「怖い顔の人」に続き、覚道アナ。そして、興味はスタンプに行く。三浦さんも「私も」と押そうとして「しまった、車に忘れてきた…」とスタンプ帳がないことに気づく。なぜか、この番組は、珍道中、迷会話が続出する。
「高野山には行ったことがある」2人だが、あまりに何も知らない。知らず知らすのうちに、番組ディレクター(髭白アナ)が観光ガイド化する。
高野山には神社もある。
六角経蔵を時計回りに一周回すと、納められている一切経を読んだと同じ功徳が得られるという。かつては、建物ごと回すようになっていたので相当な力が必要だったが、今は、外側の一部だけが回るので、女子2人で楽々回せた。果たして、この2人に功徳はあるのだろうか…。
雪の壇上伽藍は静かだ。静か故に、建物の屋根から溶けて滑り落ちてくる雪の塊が発する音が響き渡る。いつ落ちてくるのかわからないので、その都度、驚かされる。いいタイミングで見ることができれば、壮観といえる。
【凍ってる】
次はどこに…と、隣の大きな池=蓮池を見ると凍っている。池に架かる橋を渡ることができることを知った女子2人は、そちらへ歩みを進める。池の中央の社で、健康などを願って参拝する2人。雨乞いにご利益のある仏様らしいが…まぁいいか。池が大きいので、「氷が薄く、一部はシャーベット状ではないか」そんな予想だった女子2人は、橋の上から雪玉を放ってみる。が、氷面でくだけ、飛び散った。「カチンコチンに凍ってる」と知る。
【金剛峯寺】
高野山真言宗総本山の金剛峯寺へ。参拝者は雪のせいか多くはないが、途切れることもない。静かな雪景色の中、参拝する。そして記念撮影。ここでも日差しがまぶしい顔になった。
【精進料理】
高野山に来たならごはんは精進料理にしたい。中央食堂さんぼうはリーズナブルで、予約なく精進料理が楽しめる店。覚道アナは初体験という。器がかわいく、胃にやさしい。そんなイメージだそうだ。