【 湯浅駅前 】
湯浅町のJR湯浅駅前からのスタート。旅人は、柳橋さやかさん(写真右)と関陽菜子アナウンサー。このコンビは、半年ぶり3回目。湯浅は2度目という関アナは、去年、和歌山放送への就職で、和歌山へ越してきたばかり。去年もこの風景だったと話したが、和歌山10年選手で何度も湯浅を訪ねている柳橋さんは、すっかり変わっていて驚いたとか。確かにきれいになった駅舎と駅前。湯浅駅は、旧駅舎の隣に新築された湯浅えき蔵に組み込まれ、旧駅舎はカフェを含んで復元リニューアルしている。駅前には駐車場や公園もある。話せば長く、役場の移転などもあるのだが、簡単に言うと、湯浅えき蔵の開業からは5年、旧湯浅駅舎復元オープンからは2年が経過している。そう、柳橋さんは、5年以上ぶりということのようだ。

湯浅旧駅舎前

湯浅旧駅舎
☆番組は、ここから聞くことができます。
【 観光交流センター 】
まずは、湯浅えき蔵1階、湯浅駅の改札の隣に位置する観光交流センターを訪ねた。改札側と車道側の2か所の入口がある。女子たちは、改札側から。

湯浅駅舎

湯浅えき蔵へ
観光情報の総合インフォメーションでスタッフが常駐しているのがうれしい。カウンター上がにぎやかだ。

観光交流センターへ

観光交流センター
入ってすぐ、今月から販売が始まったばかりというサイダーに興味が湧いた女子2人。「湯浅のおいしい水でつくったサイダー」というらしい。340ミリリットル入り、1瓶300円(税込み)。今は、観光交流センターと町内の無料休憩所「立石茶屋」で販売され、今後は観光協会会員の店などに広げていきたいという話。詳しく取材してみた⇒和歌山放送ニュース
「湯浅の天然水でつくったサイダー、12月から販売/和歌山・湯浅町」

サイダーに興味津々

素敵なデザインのサイダー
レンタルサイクルや、持ち運んでコーヒーなどを楽しめる「おでカフェセット」の貸出も行っているとか。公募で集めた写真を掲載した2026年のカレンダーを無料配布していた。この写真展が、2026年1月6日から2月6日まで湯浅えき蔵2階の町立図書館で行われるという。

おでカフェセット

湯浅カレンダー
湯浅は観光ガイドの種類が多いことでも知られる。多言語化も図られている。そして、ここにはいろいろ揃っている。飲食ガイドに興味津々で手にする女子たち。

多言語対応の観光ガイド

観光ガイドが沢山
【 ランチ 】
そして、ランチ。駅前のかどや食堂で、釜揚げしらす丼を含む定食を。しらすがふわふわでおいしい。

かどや食堂のしらす丼

ランチはかどや食堂
【 ガイドと町歩き 】
湯浅町は、国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)があるほか、醤油発祥の地として日本遺産「最初の一滴」の認定もされている。今回は、そういった歴史的な建物が並ぶ町をガイドさんに案内してもらいながら歩いてみようという企画だ。番組でも何度目かの湯浅町だけど、醤油については案内してもらったけど、町並などについて案内してもらうのは初めてとなる。湯浅町観光協会が窓口になって、ガイドを予約できる。そんな訳で、湯浅ガイド協会の半邊宗五(はんべ・そうご)会長にご登場いただいた。番組としての制約はあるものの「できるだけいつも通り」をお願いした。

ガイドの半邊さんと対面

町歩きスタート
顔合わせのあいさつに続いて、湯浅の歴史的成り立ちなど話を聞いたあと、「行きましょうか」と立ち上がったら、早い早い。山田川を渡り、道路を渡ると、そこはもう重伝建地区。案内版の前から町並みを臨み、「麹屋(こうじや)」から話が始まった。

重伝建地区へ

右から読む「麹屋」
この通りは北通りというらしい。建物を見て、壁を見る。せいろミュージアムがある。半邊さんの話は、建物、醤油、町並み、暮らしなど、多岐にわたり、濃密。どんどん出てくる。

北町通りを散策

せいろミュージアム
常設というギャラリーがあったので入ってみた。ちりめん細工がきれいに展示されている。

北町ギャラリー見学中

ちりめん細工を展示
醤油づくりの道具を展示し無料公開している角長の醤油博物館に立ち寄った。ショーケースに秀吉からの書状があると教えられ、びっくり。

醤油づくり道具類

豊臣秀吉の書状
銭湯の建物を遺したままの歴史博物館「甚風呂(じんぶろ)」にも立ち寄った。

重伝建地区の道案内

歴史博物館「甚風呂」へ
初めての番台体験が楽しそうな女子たち。手で押して鳴らす汽笛もあった。電話も時計も味わい深い。

番台体験中の関アナ

汽笛体験中の柳橋さん
ガイドについて、半邊会長に聞いた。歴史の先生でも研究家でもない、元はサラリーマンという半邊さん。湯浅ガイドの会は、国の重伝建指定とともに歩み、来年で20年になるという。訪れた観光客に、見てもらうだけではなく、湯浅の歴史も知ってほしい、そんな思いから、専門家を呼んで勉強会もしたらしい。人前で話すということに尻込みする人も多かったし、人数が減って、存続の危機に陥ったこともあったが、現在は10人ほどのメンバーが精力的に活動している。

半邊さんに聞く
栖原家住宅を見学。

旧栖原家住宅見学中

旧栖原家住宅の醤油桶
無料休憩所「立石(たていし)茶屋」へ。ここには、先月から吊るし飾りが常設展示されている。湯浅町では、これまでも春と秋に、ひな人形や吊るし飾りを展示し観光客を迎えていたが、一年中見られるところがあればと、始めたという。過去に、この地で開かれた醤油サミットを記念した展示もあった。立石茶屋の建物自体が国の登録有形文化財になっている。

吊るし飾りを見学

立石茶屋の醤油瓶展示
放送では、ほんの少し、ホームページでも少しの紹介にとどまっているが、実際には、2時間近く、ガイドしてもらいながら町をめぐった。皆さんにも実際に体験してほしい。ガイドは、少ない人数でも団体でも大丈夫。コースや時間なども相談に乗ってくれる。興味がわいたという方はぜひ。

立石茶屋で半邊さんと
【 サイダー 】
「湯浅のおいしい水でつくったサイダー」だから「湯浅のサイダー」で、「あなたの・・・」も掛けて「ゆあサイダー」。なかなか素敵なネーミングでしょ!?って、番組が勝手に言っているだけ。誰も言っていない。それはともかく、旅の最後に乾杯。

湯浅サイダーを楽しむ
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