【有田川町側】
有田川町と紀美野町にまたがる生石高原。つまり、有田川町側からと紀美野町側の両方からアクセスできるが、ともすると紀美野町側からアプローチしがち。そこで、今回は、有田川町から訪ねる。そんなわけで、有田川町からスタート。すでに少し山に入り、標高が高めのスタート地点。旅女子は、三浦ちあきさん(写真右)と伊舞なおみさん。このコンビは何と20回目。
☆番組は、ここから聞くことができます。
【次の滝】
【次の滝】
最初に訪ねるのは「次の滝」。という訳で、女子2人は次の滝の駐車場にいる。場所はというと、「道の駅・明恵ふるさと館」から生石高原方面へ車で15分、国道480号から県道183号楠本小川線に入ると案内が出ているのですぐにわかる。道路が狭く、坂道なので、注意して走行を。車が2~3台置ける駐車スペースがあり、次の滝の説明やコースマップが設置されている。ここからは徒歩になる。
あちこちに案内があるので迷うことはない。展望所まで200メートル、そこから滝までは100メートルとあり、あっという間に到着だなと思って登っていく。
アスファルト舗装されているが、狭く、かなりの急な坂道。息が切れる。急に山中に入った感じ。
さすがは展望所視界が開けている。そして、正面前方に次の滝が見えている。緑の中をまっすぐに落ちる直漠の滝。高さは46メートル。美しい。これは、オススメ。ぜひ訪ねてほしい。
次の滝の名の由来は、かつて、和歌山県で一番の那智の滝(落差133メートル)に次ぐ高さといわれたことからと記されていた。少し調べると実際には県内2番目の高さでないことはわかる。では、何番目か。また、実際の2番目の高さの滝はどれか。この2点を調べてみたが、とてもむずかしい(結論は出ず)。次の滝は、20位以内には入っている感じ。これは継続調査としよう。
展望所から滝までは100メートル。今度は下りもある道。舗装されていない道を歩いて行く。「次の滝」は滝口近くで、落下する水を裏側から見ることができる「裏見の滝」としても知られている。だが、足元の岩場が危なそうだったので、女子たちは、滝口近くで、滝を横から眺めるにとどめた。眼下に滝壺も見えていて、降りる道もあるにはあるが、崖を下るに近く、これまた危険そうなので断念。裏見と滝壺へのアタックは、山歩きや本格的トレッキング装備が望まれる。
【ツキノワグマ】
次の滝から生石高原へは車で20分ほど。次の滝を後にしたところで、伊舞さんから「熊に会いに行きたい」と寄り道の提案があり、行くことに。4年前、2019年9月「夏の生石高原で、“SNS映え”を探す旅」(伊舞なおみ&大橋未歩)で訪ねた「太郎と花子の家」だ。
新しい住人(住熊?)がいたのは驚いた。熊子3才。女子たちは餌やりに興じる。こんなに間近で熊を見るのは初めてと、三浦さんが大はしゃぎ。案内看板が新しくなっていた。バックではヒグラシ(蝉)の鳴き声が響き渡り、良い感じ。熊の檻の隣には、イノシシもいた。
【生石高原】
生石高原の駐車場は3か所あり、有田川町側には第3駐車場がある。南側が開けていて、山の景色が素晴らしい。
生石高原は一面の緑。みずみずしい青々としてススキに覆われている。女子2人は山頂・生石ヶ峰を目指しす。地図上で見ると、山頂まで約1.5キロ。暑い季節なので、それほど歩かない旅がいいかなと思っていたが、緑に誘われてしまった。
ススキの海をかき分けて進む女子たち。ススキ草原を波打たせて渡ってくる風がメッチャ気持ちいい。視界が開けてきたと思ったら、北側、紀美野町~海南市~和歌山市の景色も見えてきた。前方には笠石が見えている。
草原を進んでいくと、そこだけ木が生えている場所があり、四叉路交差点に出た。山道にも交差点はあり、案内表示がある。生石神社、展望台・キャンプ場、笠石、生石ヶ峰山頂400メートル。女子たちが目指すのは山頂。あと、400メートルと知る。
山頂に近づくにつれ、少し坂が急になる。あそこが山頂だ!と思える場所を目指して進んでいったが、そこまで行くと、山頂はさらに先に見えていた。もうひとがんばりだ。
やった、着いた。生石ヶ峰、山頂到着。標高870メートル。
Top
三角点があり、標高をきいちゃんが教えてくれている。
山頂にあった白い岩の上に立ち、吹き渡る風を身体で受けて、ポージングする女子たち。そして、気持ちのままに叫ぶ。開放感と360度の景色が素晴らしい。山頂ならではの景色と空気感。これはいい。
山頂もそうだが道中も含め、雄大な絶景をどうぞ。