【海南ターミナル】
JR海南駅の東口。そういう呼び方があるのかどうか。海南駅の東側が今回のスタート地点。旅をするのは、前回に続き、伊舞なおみさんと大橋未歩さん(写真右)。この駅の構内には、海南市物産観光センター(かいぶつくん)がある。スタート写真にも、その表示がある。ここは、海南・海草地域の観光案内所であり、少しの物産販売と展示スペースもあったりする。日中は職員が常駐しているので心強い。生石高原の案内マップもここで入手した。そう、今回は流行りの「SNS映え写真を撮る」をテーマに、夏の生石高原を目指す。
JR海南駅東口
☆番組は、ここから聞くことができます。
海南駅前といえば西側と決まっていた。1998年10月にJR紀勢線が海南駅で高架になったことで、東西に玄関ができた。今回は東側がスタートとなった。伊舞さんが、生石高原の案内マップを広げ、大橋さんにレクチャーする図。「おいし」を「生石」と書くことも初めて知った大橋さん。おいしいのおいしではなくて残念でした。おいしいものもあるよきっと、そんな思いがあったかどうかはわからない。
JR海南駅東口
JR海南駅東口
伊舞さんは去年(2018年)の春先に出かけた生石高原の山焼きが印象的だったようす。生石高原といえば、関西屈指のススキ草原で知られ、秋がシーズンだが、そのススキを美しく保つために、また、害虫駆除などの意味もあって、毎年ススキを焼いている。春を告げる風物詩にもなっている。豪快に炎が上がり燃え盛る景色も見てほしい。秋の絶景も然り。
【小川の郷】
水車がある休憩所、生石高原への登山者の拠点にもなり、駐車場があるのが、紀美野町の小川の郷。毎月2回ほど地元の物産販売なども行われる。2013年に整備された交流スペースだ。女子旅では去年2月の旅で三浦ちあきさんと五島奈津紀さんが冬の生石高原を目指し、ここに立ち寄った。「紀美野から有田・広川、冬を楽しみ春を探す旅」だ。その時は、訪れた日がたまたま大雪で、ここから先に上ることはできなかった。番組的リベンジということもある。
水車の前で
水車の水の中には
今や目印となっている水車は、地元出身で水車動力の父とされる田林宇兵衛(たばやし・うへい)にちなんで設置されたという。水車を回す水は生石高原から流れ来ている。メダカがいるというので近づいてみたが、藻がたくさんで確認できなかった。跳ねる水が涼しい。ぜひ立ち寄ってほしいスポットだ。小川の郷に車を止めて生石高原に歩いて登る人も多いという。大橋さんは歩いてみる?伊舞さんにそんなことを言われ、ややたじろいだりして…。
休憩所
休憩所の中には
直売所となるスペースには、生石高原を含む付近の案内やマップも多くある。歩いて登る人の参考にもなる。駐車場の周辺には竹で作られた案内があり、それを囲むようにホタルブクロの白い花が咲いていた。
小川の郷の竹案内
ホタルブクロ咲く
この場所からは、目的地となる生石高原の山頂付近が見通せる。送電線ではなく、何かのアンテナのような鉄塔が密集しているところがそうだから。「ずいぶん遠い」そんな感想を漏らした大橋さん。さぁ、行こ。今回は車だから安心して。
マップを見ながら
生石高原展望
【生石高原】
生石高原は紀美野町と有田川町にまたがっている。紀美野町側の駐車場に車を止めた。眼下には北側の絶景が広がっている。海南市はもとより、和歌山市、さらにその向こうまで。紀の川に沿って西に目をやれば、和泉山脈沿いがずっと見渡せる。渡ってくる風が心地よい。
ここで、女子2人に「SNS映え写真を撮る」という指令を出した。写真はスタッフが撮っているが、彼女たちにも撮ってもらおうという企画だ。実はこの番組では普段から女子にもスマホやカメラで写真を撮ってもらっている。このホームページで公開している中にも含まれている。が、今回はさらに「映える写真を」とお願いした。
大橋さんが「叫びたくなる絶景」と口にしたことで、叫ぶ羽目に陥る。「おなかすいた~!」と叫ぶとは思わなかったが、いい声。よく響いた。でも、ご飯はちょっと待ってね。
着きました!生石高原
みーちゃん叫ぶ
駐車場から階段を上っていくと「山の家おいし」がある。飲食ができ、お土産も売っている。その向かいには、展望・休憩スペースがある。「ヤギの角に注意」とある。この日、ヤギはいなかった。ディレクターがロケハンで来た時にはつながれていたらしい。伊舞さんが「角」を「かど」と誤読し、爆笑を買う。注意するのは「つの」だから。
展望所、眺めは雄大
笠石
もう少し上ると笠を伏せたような岩がむき出している場所がある。弘法大師・空海が修行したという笠石(かさいし)だ。上ると祠がある。社が新しくなっていた。参拝する女子2人。山焼きの記憶がまたまた蘇る伊舞さん。その時も上ったらしい。
笠石に上る
笠石の社に参拝
さらにもう少し進むと、草原が広がっている。山頂方向にも、下から見た鉄塔方向にも行ける。まだ全体に緑色だが、秋が深まり、ススキに穂が出ると一面シルバーの絶景となる。そんなことをイメージしたかどうか。今度は南側が見通せるようになる。有田川やその向こうの山々、海も見える。
いろんな眺め
草原へやってきた
草原の中を歩く女子たち。ふもとに比べ、気温が何度か低いのは間違いない。山頂の生石ヶ峰の標高は870メートル。5度ほど違う計算だが、もっと涼しい体感。そして、映えるかどうか、女子2人は自撮りに夢中だ。
草原を歩いていく
自撮りする女子2人
木でできた一段高くなった展望台が見える。展望台に上ると生石高原が一望できる。
展望台の女子2人
生石高原を一望
伊舞さんが、「きれいな写真はたくさんあるが、映える写真とはどんな写真なのか」と“若い”大橋さんに聞いた。「何か特別なオンリーワンを写真に載せないとダメなんですよ」と専門家のようなことを言い始めた。聞き入っていると「大自然と私たちの美貌…」そんな話に。
展望台の女子2人
展望台で写真を撮り合う
それはさておき、映えそうな景色ではある。展望台で、モデルとカメラマンを相互に交互にやってみる2人。
撮りあった写真
撮りあった写真
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