日高川から印南、涼を求める水辺旅

【日高川】

暑い夏がやってきた。今回は涼しい水辺を巡りたい。そんな思いで、日高川町へ。清流日高川がこの日は少し白濁している。前夜の雨の影響で、椿山(つばやま)ダムが放流しているからだ。そんな景色が見られる日高川沿いから旅がスタート。旅をするのは、三浦ちあきさん(写真左)と柳橋さやかさん。このコンビ、前回は去年(2022年)12月だったからすっかり季節が変わっている。

日高川からスタート

日高川からスタート

☆番組は、ここから聞くことができます。

お知らせ
・和歌山放送では、夏の高校野球・和歌山大会を全試合実況中継放送するため、この番組は、いつもの月末ではなく、1週遅れの8月最初の土曜日の放送となった。実際には、7月末週の土曜日には、全試合が終わっていたが、予備日となっていたため、放送日程が移動した。
・女子旅サポーターが、中川智美アナウンサーの産休に伴い、今回から髭白卓道アナウンサーに変更になっている。番組7年目にして初めて男性の声で、サポートする。髭白アナは、この番組のディレクターでもある。ディレクターが番組を進行する「水曜どうでしょう」方式とも言える。

【ヤッホーポイント】

椿山ダム湖にかかる椿山レイクブリッジ。山びこがきれいに聞こえるスポット「ヤッホーポイント」に行くには、この吊り橋を渡らなくてはいけない。歩行者専用の吊り橋で、長さは200メートル。和歌山県で一番長い吊り橋だ。幅は1.2メートルと狭いので、2人並ぶのはむずかしく、1人ずつ渡っていくスタイル。

椿山レイクブリッジ

椿山レイクブリッジ

吊り橋を渡る

吊り橋を渡る

もちろん、橋は頑丈にできていて、手すりもあるが、足元の金属板は網目状になっていて、素通し状態で水面が見える。加えて、歩くと揺れるから、スリルがある。高いところが苦手の女子2人なので、かなりの及び腰だが、「湖面を渡る風が気持ちいい」などと言いつつ、歩みを進めていく。対岸の山頂には、「日本一のヤッホーポイント」の看板が立っている。
足元の金属板

足元の金属板

椿山ダム湖を一望

椿山ダム湖を一望

橋を渡りきると「ヤッホーポイント」への案内地図がある。歩いていくと、「いらっしゃいませ」と書かれたゲートがある。
ヤッホーポイント道案内

ヤッホーポイント道案内

いらっしゃいませ

いらっしゃいませ

道が2つに分かれいる。花時計コースは、階段が多めで上りが急だが、距離は短く、景色が抜群。女子たちが選んだ、遊歩道コースは、木々が生い茂った、ゆるやかな坂道で、日差しは遮られているが、鬱蒼としていて、距離が幾分長い。
道が分岐

道が分岐

遊歩道コース

遊歩道コース

ヤッホーポイントは何か所かある。その一つに到着した。三浦さんは、この番組(2007年6月「有田・日高、山をめぐり海をめざすドライブ旅」[三浦ちあき&峪仁美])も含めて、何度か訪れているそうだが、柳橋さんは初訪問、初ヤッホーとなる。アイスクリームを懸けて、ヤッホー対決に臨む。柳橋さんは「ヤッホー」、三浦さんは「わかやま」と叫んだ。ディレクターは「女子旅」と言ってほしかったと話した。両者とも、すごくきれいに山びこが返ってきた。対決は柳橋さんに軍配が上がった。そして、今、Instagramを使った「ヤッホー全日本選手権」が行われいる。2023年8月末まで応募できる。
ヤッホーポイントで

ヤッホーポイントで

山頂に立つ「日本一のヤッホーポイント」の看板の所まで登ってみた。椿山レイクブリッジやダム湖、対岸を含めて、眺めが抜群だ。「花時計コース」はこちらを通る。上り階段多めは、女子たちでなくともひるみがちだが、下りに利用するのはありだ。この絶景も見てほしい。ちなみに、花時計は、名残はあるが、今は動いていないし、花もない。
看板の前で

看板の前で

吊り橋やダム湖を一望

吊り橋やダム湖を一望

【猪谷川水辺公園】

椿山レイクブリッジから日高川に沿って2キロほど国道424号を上流方向へ行くと、「猪谷橋(いだにばし)」バス停がある。ここは、支流の猪谷川が合流しているところ。美山療養温泉館への案内表示もある。ここから、猪谷川に沿って、さらに2キロほど上流方向に向かうと、秘境のレジャースポット「猪谷川水辺公園」に到着。バス停は「猪谷温泉」。その名の通り、みやま温泉こと美山療養温泉館もある。まずは案内板を見る。自然の川を使って、子どもから大人までが楽しめるよう川底や護岸の改修が行われている。流れの緩急があり、深さの変化があり、滝もある。プールもある。足を浸けたり、泳いだり、付近ではバーベキューができたり、キャンプができたり・・・。そして、入場料などはない。ここスゴイぞ。加えて、温泉施設があるから、遊んだあとは温まって帰るのもいい。

猪谷川水辺公園案内

猪谷川水辺公園案内

水に入りま~す

水に入りま~す

女子2人は、川に少し入ってみた。口々に冷たくて気持ちが良いと言う。足が冷えると、急速に暑さが和らぐらしい。
猪谷川水辺公園で

猪谷川水辺公園で

猪谷川水辺公園

猪谷川水辺公園

【川又観音】

印南町の川又観音へやってきた。ゴールデンウィーク前後には、3500本といわれるシャクナゲが満開になるらしく、シャクナゲの郷ともいわれているらしい。参道入口に石のかえるがあり、そばに水の流れとひしゃく。これは、水をかけるヤツだ。女子たちは、旅の安全をお願いしながら、かえるに水をかけた。

石のかえるに水かけ

石のかえるに水かけ

水かけかえると

水かけかえると

参道は少し坂道だ。参道脇にも石のかえるがある。本物のかえるもいた!沢ガニもいた。
参道脇に石のかえる像

参道脇に石のかえる像

本物のかえるもいた

本物のかえるもいた

参道は木々に覆われているので、日差しがなく涼しい。中でもひときわ大きなトチノキがあった。神木で、県の天然記念物。幹周り6メートル、地上3メートルほどで2本に分かれ、それぞれ23メートル余りの高さがあるらしい。観音堂に手を合わせた。
トチの巨木

トチの巨木

川又観音に参拝

川又観音に参拝

さらに進むと、滝が見えてきた。流れがひし形になっている「菱の滝」。高さ15メートル。柳橋さんがズバリ言い当てた。近くに、もう1本、細い滝もあった。そして、その水が参道脇を流れていく。涼しいわけだ。
川又観音の参道を行く

川又観音の参道を行く

2つの滝がある

2つの滝がある

菱の滝の滝口近くに拝殿があったのでお参りした。菱の滝は、普段は滝つぼ近くまで行けて、水を汲むことができるのだが、今回訪れた際は、一部崩落があったとかで、側には、行けなかった。とはいえ、十分に間近で滝を感じ、水しぶきを浴び、マイナスイオンもたくさん・・・と女子たちは上機嫌になっていた。「良い夏になる」と三浦さんが旅を締めくくった。
菱の滝

菱の滝

滝口に参拝

滝口に参拝

Top