冬の味覚、エビを知ってエビをいただく旅

【志原海岸】

白浜町日置(ひき)の志原(しはら)海岸。道の駅の駐車場に車を止めると長い砂利の浜が広がっている。この浜は、番組で何度か訪ねているが、今回の旅女子、三浦ちあきさんと柳橋さやかさん(写真右)といえば、去年(2019年)8月の「白浜、見たことがない景色に出会う旅」。柳橋さんを波打ち際に誘った三浦さんが、何かを仕掛けようとしたのかどうかは別にして、砂利に足がもつれて転倒、波にやられた伝説(?)の場所だ。プライベートでも仲の良いこの2人だが、女子旅は約1年ぶりとかなりの久しぶりとなった。

志原海岸の女子2人

志原海岸の女子2人


今回は、駐車場前から左手(南側)に少し歩いて、ベアーズロックと呼ばれている熊の頭の形に似た岩からのスタート。ちなみに、志原海岸は、さらに南に伸び、日置川の河口へとつながっている。

☆番組は、ここから聞くことができます。

前半は暖冬だった12月だが、中盤からスイッチを切り替えたような厳寒となった。まさにその真冬の気候に切り替わろうかという日に取材ロケを敢行。冷たい風が強まってきた。この冷え込みの中、水に落ちると、マジでヤバイ。そんなことを口にしながら、押さないようにと予防線を張りながら水辺に近づいて、おそるおそる海の水を触る女子たち。だが、予想外に水は暖かく、拍子抜けしたようす。
楽しそうな女子2人

楽しそうな女子2人

ポーズを決める女子2人

ポーズを決める女子2人

ベアーズロックの周りは、千畳敷になっている。折しも潮が引いていたので、女子2人は岩場でポーズを決めて撮影大会を展開。近づくと「熊」感がないので、少し引いて撮影を…。女子がちっちゃい。岩が予想外に大きかった(実はこの時、カメラを手に撮影地を求めて千畳敷を歩いていたディレクターが砂利に滑って転倒するハプニング!誰かは転ぶのか。暖かいとはいえ、足がびしょぬれに)。ここ映えスポット間違いなし!
岩に上る女子2人

岩に上る女子2人

ベアーズロックと女子2人

ベアーズロックと女子2人

【エビとカニの水族館】

いよいよ本題その1「エビの学習」。紀勢自動車道の終点、すさみ南インターチェンジ。すさみ町以南へ行く際には、漏れなくここで降り、道の駅すさみに立ち寄ることが多い。そして、その度に気になりながら、時間的なこともあり立ち寄れていなかった町立エビとカニの水族館へ。平井厚志(ひらい・あつし)館長が迎えてくれた。

エビとカニの水族館

エビとカニの水族館

エビとカニの水族館

エビとカニの水族館

この水族館は、無人駅の活性化の一環でJR紀勢線の見老津駅に1997年、地元の海洋生物の展示用水槽を設置したのが始まり。その後、1999年の「南紀熊野体験博」を経て、「エビとカニの水族館」となって、町内の「日本童謡の園」に移転、さらに、2015年、道の駅すさみの開業にあわせ、現在の場所に引っ越してきた。エビとカニに特化した展示で、コンパクトな館内ならが日本一という約150種が飼育、展示されている。展示にひと工夫もふた工夫もされていて楽しい。水槽サポーター制度もあり、出資者のネームプレートの掲示があったりする。特産の伊勢エビについては、底刺網漁(そこさしあみりょう)で捕獲されるといい、詳しい展示がある。女子2人も興味津々。その昔、伊勢の商人が都(京都)に運んだことからその名がつけられたとも言われているそうだ。
潜水艦のような展示

潜水艦のような展示

伊勢エビを知る

伊勢エビを知る

エビやカニに直に触ることができるタッチングプールもある。女子2人もおそるおそる触らせてもらう。ほかにも、カブトガニや小型のサメなどにも触れる。
カニを触る柳橋さん

カニを触る柳橋さん

伊勢エビを触る三浦さん

伊勢エビを触る三浦さん

ウミガメもいた。柳橋さんはエサやりを体験。一瞬マスクを外してもらって館長と記念撮影も。年末年始も含め、年中無休の営業というので、道の駅に立ち寄るときはもちろん、ここを目的地にしても存分に楽しめるから立ち寄ってみて。
ウミガメにエサをやる柳橋さん

ウミガメにエサをやる柳橋さん

平井館長と女子2人

平井館長と女子2人

次は本題その2、いよいよ伊勢エビを食べる!かと思いきや、柳橋さんが、おいしいソフトクリーム屋さんがあると、ぜひ立ち寄りたいと提案。立ち寄るに決まっている。串本町高富(たかとみ)の国道42号沿いにある尾鷲(おわし)牛乳へ。濃厚なソフトクリームをいただく。寒い中、と思うかもしれないが、よくしたもので、この時、風が収まり、少し日差しも出て、自然の演出に感謝。おいしかった。
尾鷲牛乳

尾鷲牛乳

尾鷲牛乳のソフトクリーム

尾鷲牛乳のソフトクリーム

【樫野釣公園】

今回のメインミッション「伊勢エビ」を食す。ここは串本町大島の北東端の樫野(かしの)漁港にある樫野釣公園センターレストラン。釣公園の名の通り、様々な釣りができる。だが、それは次の機会に譲って、チーム女子旅は、レストランへ直行。そして、一番の人気メニュー「伊勢エビ天丼」を注文した。

伊勢エビ天丼を前に三浦さん

伊勢エビ天丼を前に三浦さん

伊勢エビ天丼を前に柳橋さん

伊勢エビ天丼を前に柳橋さん

伊勢エビがまるごと1匹、ドドーン!とどんぶりのご飯の上に乗っかっている。味噌汁にも身が詰まった半身がドーン!これはスゴイ。映えるというか、圧倒される。おいしいに決まっている。おいしい。最初、食リポ風の女子だったが、徐々に口数が減ってくる。食べることに夢中なのだ(笑←ちょっとちょっと)。
伊勢エビ天丼アップ

伊勢エビ天丼アップ

福島社長(右から2人目)と丸本部長と

福島社長(右から2人目)と丸本部長と

福島雄一(ふくしま・ゆういち)社長によると、地元で水揚げされる新鮮さはもちろん、黒潮の荒波にもまれた伊勢エビだからこそ、おいしいのだという。例年、寒くなる12月が一層おいしくなるのだが、今年は暖冬だったので、これからよりおいしいシーズンを迎えるという。期間限定メニューだが、1月いっぱいは楽しめるという。それに、レストランは、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策が徹底している。素晴らしい。ここもぜひぜひ立ち寄って!

【本州最南端】

当初、雲が多めの冬空だったが、取材が進むにつれ、青空が多くなった。日差しも出て、あっちもこっちも海岸の絶景が広がる串本町。くしもと大橋近くの展望スポットと、本州最南端の潮岬、望楼の芝生で記念撮影をし、旅のまとめは、潮騒の休憩所のベンチで。

くしもと大橋近くで女子2人

くしもと大橋近くで女子2人

望楼の芝生で女子2人

望楼の芝生で女子2人

本州最南端から太平洋や沖を行く船を見ながら、女子2人は1年も振り返る。2020年は新型コロナウイルスの感染拡大で、経験したことのない我慢多めの1年となったが、来年(2021年)はいい年になってほしい。そうそう、この場所は初日の出スポットとして人気の場所でもある。訪れる皆さんは防寒対策を万全に。よいお年を。
潮風の休憩所で女子2人

潮風の休憩所で女子2人

潮岬から太平洋を望む

潮岬から太平洋を望む

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