有田、海の幸を味わい、港町を探検する旅

【 浜のうたせ/有田箕島漁港 】

太刀魚の水揚げ日本一という有田市の有田箕島漁港にやってきたのは、今月の旅女子、三浦ちあきさん(写真右)と柳橋さやかさん。三浦さんは50回め、柳橋さんは20回めの旅となり、今回はこの節目を祝って…なんいうことができそうなほどきれいな回数だが、このことに気がついたのは、収録終了後。すみません。このコンビは、1年ぶり14回め。年の瀬12月旅は3年連続となる。

有田箕島漁港から

有田箕島漁港から

☆番組は、ここから聞くことができます。

有田箕島漁港を基地に漁をするのは有田箕島漁業協同組合。そして、この漁港には、漁協直営の食堂と産直市場「浜のうたせ」がある。3年前にオープンして以来、大人気の施設だ。店の外のデッキには、季節の花がずらり。女子2人は、海の幸を目当てに「うたせ食堂」へ。今回の旅のスタートはランチから。
浜のうたせのデッキでは鉢花販売

浜のうたせのデッキでは鉢花販売

浜のうたせ食堂

浜のうたせ食堂

店に入ると、大きなディスプレイが迎えてくれる。メニューを大写しで紹介する電子メニューだ。どれもこれもおいしそう(おいしいにちがいない)で決められない。
電子メニューから選ぶ

電子メニューから選ぶ

天然海老と太刀魚の天丼!

天然海老と太刀魚の天丼!

結局、店の人気トップを争う2品に決めた。三浦さんは「天然海老と太刀魚の天丼」、柳橋さんは「季節の海鮮丼」。どちらもご飯が見えないほどにたっぷりの海の幸が乗っている。その日の仕入れで魚種が変わるため海鮮丼には「季節の~」の名を付けているらしい。「天丼」は丼のふたを立てて、大きな太刀魚天をさらに際立たせてある。食堂は午前10時半にオープンするが、平日でも昼頃までには限定数がなくなるという人気ぶり。なんとしても人気メニューを味わいたい、という方は、11時までに入店したいところ。2人の食リポは音声でどうぞ。そして、ぜひ、訪ねて、味わってほしい。
天然海老と太刀魚の天丼

天然海老と太刀魚の天丼

季節の海鮮丼

季節の海鮮丼

食堂とデッキをはさんで、産直市場がある。海の幸だけじゃないのが面白くも素敵。有田みかんはもちろん、お土産やお菓子もあるある。「浜のうたせ」支配人の中田博也(なかた・ひろや)さんに案内してもらう。有田市認定みかんの新堂みかんを販売しているのはここだけという。
中田支配人に聞く

中田支配人に聞く

新堂みかん(有田市認定みかん)

新堂みかん(有田市認定みかん)

メインは新鮮な魚介類。漁師の名前入りの新鮮な魚がまるごと並ぶ。「中間マージンが抜けているのでお買い得」と中田支配人。3枚に降ろしたり、内臓を取ったり、イカの皮をむいたり墨袋を外したりなどの処理は、無料でお願いできる。最近人気のバーベキューにも適した品揃えもしているという。
太刀魚がたくさん!

太刀魚がたくさん!

各種の魚をまるごと販売

各種の魚をまるごと販売

この港では、未明に太刀魚漁に出た船が、午後2時頃から帰港し始め、水揚げし、そのまま、漁港の市場でセリが始まる。今回の旅では、その光景を見たかったのだが、収録ロケを行った日は風があり波も高いことから出漁はなかった。この日の港には太刀魚漁船と水揚げした太刀魚を市場へ運ぶリアカーが束の間の休息を取るかのように並んでいた。水揚げやセリの活気は、改めて、訪ねて紹介したい。
中田支配人と記念撮影

中田支配人と記念撮影

太刀魚漁船とリヤカー

太刀魚漁船とリヤカー

「浜のうたせ」は、年末は放送日の大晦日まで営業し、新年は8日が初売りとなる。中田支配人は「お買い得品を用意しているのでぜひお越し下さい」と話した。オススメ。


【 矢櫃/やびつ地区スタンプラリー 】

それはともかく、旅は始まったばかり。さぁ、どうしようか。そんな折、「浜のうたせ」で、「やびつスタンプラリー」の台紙を見つけた。スタンプスポットは7か所、スマホでも参加でき、3つ巡れば、プレゼントにも応募できる。女子2人は、矢櫃(やびつ)地区に向かった。有田市宮崎町矢櫃地区。小さな港町で、海に面した山の斜面に家が立ち、傾斜のきつい坂道の細い路地が迷路のよう。これは楽しそうだ。

やびつ地区スタンプラリー始め

やびつ地区スタンプラリー始め

スタンプを押す柳橋さん

スタンプを押す柳橋さん

早速、「YABITSU VILLAGE」と「絶景カフェMAKENA」の看板を見つけた。店の外にスタンプ台があったので、まずひとつ押す。道路をはさんだ向かい側には、オープンスペースの貝の博物館「やびつ貝類館ワンピース」があった。貝だらけ!スゴイ数だ!
貝の博物館

貝の博物館

ロッカーの中にも貝がびっしり

ロッカーの中にも貝がびっしり

ここもスタンプスポットで、休憩スペースもある。道路を進むと、視界が開け、足元には小さな港、眼前には大海原が見えた。曇りだったにもかかわらず水のきれいさがわかる。
やびつ貝類館ワンピースで

やびつ貝類館ワンピースで

眼下には小さな港が見える

眼下には小さな港が見える

路地を進んでいくと、3つめのスタンプスポット国民宿舎「くろ潮」がある。玄関前で女子たちがスタンプを押そうとしていると、古川増規(ふるかわ・ますのり)さんが出てきてくれた。スタンプスポットには、それぞれクイズが出題されている。ヒントを教えてくれたり。
国民宿舎くろ潮の古川さんに聞く

国民宿舎くろ潮の古川さんに聞く

国民宿舎くろ潮の古川さんと

国民宿舎くろ潮の古川さんと

今度は、港への坂の途中にある「南龍神社」をめざす。下り坂の後は、急な石段を上る。南龍神社は今年、創建350年を迎えた。参拝する。
南龍神社へのルートを確認中

南龍神社へのルートを確認中

細い坂道を降りていく

細い坂道を降りていく

青年たちが新春に行う祭礼、集団参拝は「お日(ひ)待ち」と呼ばれ、一時途絶えていたが、数年前に復活した。来年(2023年)も、年明け早々の、1月8日日曜日に行われる予定という。
南龍神社への石段を上る

南龍神社への石段を上る

南龍神社に参拝

南龍神社に参拝

この地区にもう一つある神社「矢櫃恵比寿神社」をめざす。上から見えていた水がきれいな小さな港に降りてきた。崖の上に鳥居が立っている。ただ、全体的に小さい。女子たちは崖の参道を上り、鳥居をくぐり、参拝する。
矢櫃恵比寿神社へ

矢櫃恵比寿神社へ

矢櫃恵比寿神社に参拝

矢櫃恵比寿神社に参拝

鳥居の脇には恵比寿様の石像があった。だが、スタンプ台が見当たらない。と、漁港近くにあることに柳橋さんが気づいた。神社を目指していたときに近くを通ったはずだが気づかなかった。そして、これで、7つあるスタンプスポットのうち5つを巡ったことになる。時間にして小1時間。残り2つは少し離れているようなので、これで終わりにした。スタンプラリーは、期間限定だが、この地区の散策は面白い。今回行けなかった「のろし場」なども興味深く、またの機会に訪ねてみたい。
矢櫃恵比寿神社の恵比寿像と

矢櫃恵比寿神社の恵比寿像と

スタンプは神社下の港にあった

スタンプは神社下の港にあった

女子2人は、最初にスタンプを押した「絶景カフェMAKENA」に戻ってきた。中では雑貨類の販売もしている。窓からは湯浅から日高方面の海や海岸が見えている。天候に恵まれれば四国まで見通せそうだ。柳橋さんは、フレンチトーストを注文し、ご機嫌だ。皆さま良いお年を。そして、これからも番組をよろしくお願いしますね。
MAKENAでは雑貨や衣類も販売

MAKENAでは雑貨や衣類も販売

フレンチトーストおいしそう

フレンチトーストおいしそう

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