【奥みなべへ】
海沿いを南下してきた女子旅だが、ここからは山の方に向かう。目的地は、最近、その名まえを聞くようになった「奥みなべ梅林」。国道42号みなべ交差点を龍神方面へ、国道424号を行く。「奥みなべ梅林」については、まだ情報が少ないので、情報収集に道の駅・みなべうめ振興館に、立ち寄る。
みなべうめ振興館には梅に関する色々な展示もあって知るところが多い。世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」についても。また、この時期は、展望スペースや窓から近くの南部梅林や梅畑の花景色を臨むことができる。
女子たちは、この日、館内で行われていた梅酒の飲み比べに興味津々。伊舞さんは、道の駅スタンプを押し、梅酒を飲む飲む!
みなべうめ振興館で「奥みなべ梅林」のチラシをゲット!南部梅林より少し奥、田辺市との境界付近、山の梅林だけど、ことしは随分咲いている、頂上からは海が見える、世界農業遺産が一望出来る、受領会館がどこかわからない…など、これまで収集していた情報を含め、国道424号を行き、県道30号へ、よかった!案内看板があった。
おそらく奥みなべ梅林エリアに入っているはず…見つけたのは、世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」を一望できるビュースポット。「奥みなべ梅林」と書かれてるし。でも、観梅ビュースポットではなさそう。むずかしいことはよくわからないが、記念撮影をする女子2人。
さらに登っていくと海も、鹿島も見通せた!絶景を背景に記念撮影をしていた女子2人。だが、梅林で農作業や間伐作業をしている人たちと話すうち、この場所が、すでにみなべ町から町境を越え、田辺市に入っていることを知る。
あらためて道路を下っていくと「奥みなべ梅林」と書かれたテントを発見!何やら準備中っぽい女性の姿も!ここが目当ての受領会館と知る。そして、東栄子(ひがし・えいこ)さんと二葉美智子(ふたば・みちこ)さん(写真右)という中心メンバーにも出会えた。会館の中でお話をうかがった。
手づくりの梅林で、口コミだけなので穴場とか言ってる。観光梅林をスタートして6年になる。花の時期をきっかけに、梅生産のすべてを、梅の加工品や栄養、健康との関係、料理など、さまざまなことを見て知って欲しいという。この時期だけではない開かれた梅林だということがわかった。観梅は自由に、ただ、特製ランチやお弁当は2月末までの販売(要予約)だという。
「奥みなべ梅林」の良さ、きれいさは「来てのお楽しみ」だそうだ。満開のころは山が花で真っ白になるという。今(放送時)がまさにその時期、見ごろになっている。夏にはホタルも飛ぶという話も聞いた。また、行かなくっちゃ。そう思った女子たち。
【紀州備長炭を知る】
世界農業遺産の重要な構成要素、紀州備長炭。それを知るために、田辺市の秋津川地区にある道の駅・紀州備長炭記念公園へ。まずは発見館で、紀州備長炭を含めた木炭を知る(ために見学する)。炭琴(たんきん)も叩いてみる。スタンプも押す(笑)
この道の駅の特徴は、隣接地に炭焼き窯があり、職人が実際に紀州備長炭を生産しているということ。窯は5基ある。ただし、見学のために炭を焼いている訳ではないので、邪魔をしないのが当然すぎる原則。そして、お願いすると炭焼きの様子を見せてくれることもある。それぞれの窯で行程(作業段階)がバラバラだから、色々見られて、お話も聞けたりする。窯出しのタイミングに当たれば、それも見られる…かもしれない。
女子たちが訪れた時は、タイミングに恵まれ、ご夫婦で炭焼きをしているという近藤英彰さん・佳代子さんの3号窯を中心に見せてもらった。佳代子さんに説明もしてもらった。
窯に近づくと熱い。のぞき穴から中を見せてもらうと、原木が縦にびっしりと立てられている。赤く温度が上がっている感じはあるが、そこに炎はない。炎は窯口にだけ。この炎の色が美しい。この口炊きで酸素を消費し、中の原木は燃えてしまわないのだと教わった。炎の色、煙の色、香り…大変な作業だ。だからこそ、高品質なものができているのだと知る。
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窯に近づくと熱い。のぞき穴から中を見せてもらうと、原木が縦にびっしりと立てられている。赤く温度が上がっている感じはあるが、そこに炎はない。炎は窯口にだけ。この炎の色が美しい。この口炊きで酸素を消費し、中の原木は燃えてしまわないのだと教わった。炎の色、煙の色、香り…大変な作業だ。だからこそ、高品質なものができているのだと知る。
ここも何度も足を運ばないといけない。なお、窯出しの日時は道の駅に電話すれば教えてもらえるが、その日が近づかないと正確なことはわからないらしい。
【奇絶峡】
田辺市で海に注いでいる会津川の上流部にある峡谷で、川原とおぼしき場所には大きな岩がごろごろ。「気絶する」のかと思ったと三浦さん。わからないではない。
赤い橋を渡る。細い滝がある。水がめっちゃきれい。滝口には今にも落ちそうな巨石が顔をのぞかせる。
その巨石のすぐ下までつながる石段を見つけ、登ってみる女子2人。
なななんと、天井が巨石だった。
休憩スペースがあったので、ここで旅のまとめをした。
【関連リンク】
- 印南町
- みなべ町
- みなべ町観光協会
- 道の駅・みなべうめ振興館
- 田辺市
- 田辺観光協会
- 道の駅・紀州備長炭記念公園
- もとや
- 奥みなべ梅林(facebook)
- みなべ・田辺の梅システム
- 世界農業遺産・日本農業遺産(農林水産省)
- 熊野古道スタンプ押印帳(和歌山県観光連盟)
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- 古座川、クマノザクラを見に行く旅