高野龍神、猛暑を逃れ、涼を感じる旅

【ワイルドライフ】
ごまさんスカイタワーから龍神側へ少し行くと、護摩壇山森林公園ワイルドライフへのダイナミックで大きな木のゲートが目に飛び込んでくる。ここは、高野龍神スカイラインの最高標高地点でもあり、振り返るとごまさんスカイタワーを望めるスポットだったりもする。護摩壇山山頂や龍神岳への登り口も近い。

立派な木のゲート

立派な木のゲート

スカイタワー遠望

スカイタワー遠望

今回は、森林公園に入ってみる。車でしばらく走ると林間広場という芝生広場に出る。赤い屋根の案内所がいいアクセントになっている。「牧歌的な建物」と女子2人。中には、護摩壇山の自然や動植物を紹介する展示の他、地元の産品販売、食事や会議に使える研修室もある。芝生広場には、自炊に対応しているスペースがある。

森林公園の総合案内所

森林公園の総合案内所

森林公園の総合案内所

森林公園の総合案内所

林間広場近くには「日本一のシャクナゲの森」という大きな木のボードが立つ。何が日本一なのか女子2人は興味津々。このあたりの山では、1994年からボランティアによってシャクナゲの植栽が行われ、今や6万本とも7万本ともいわれている。花の時期は5月ごろなので、その時期にも訪ねてみたい。そして、ここもまた、周囲の雄大な山々の景色が素晴らしい。

森林公園からの眺め

森林公園からの眺め

森林公園の林間広場

森林公園の林間広場

そういうわけで、今はシャクナゲの花はないが、森には入れる。だったら行ってみようと、女子2人は分け入って行く。そして、森の香りに癒やされる。

森林公園の林間広場

森林公園の林間広場

シャクナゲの森の中へ

シャクナゲの森の中へ

【恋小袖の滝】
高野龍神スカイラインに戻った女子2人が次に訪ねたのは「恋小袖(こいこそで)の滝」。スカイライン沿いに大きめの看板があるが、道路から滝が見えないので、気づかず通り過ぎる人も多い。ぜひ、立ち寄ってほしいスポット。

道路から滝は見えない

道路から滝は見えない

恋小袖の滝に行ってみる

恋小袖の滝に行ってみる

滝の水音に導かれるように、看板の後ろ側に入って行く女子2人。看板の所まで来ると、スカイラインの道路の下を滝から下ってきた水が流れているのが分かる。道路をはさんで反対側に水が流れていく水路がある。そして、少しだが駐車スペースもある。水が触れるところまで行ける。冷た~い滝の水に大喜びの女子2人は、写真撮影にも余念がない。恋小袖の滝、落差35メートル。日高川の源流の一つという。名まえが美しいので、景色とマッチしてか、流れか、佇まいか、伝説かと想像が膨らむ。

恋小袖の滝でなーさん

恋小袖の滝でなーさん

恋小袖の滝とちーたん

恋小袖の滝とちーたん

伝説はある。平安時代末期の武将、平維盛(たいらの・これもり)は、都では光源氏の再来かともてはやされた美貌の貴公子だったが、いくさに敗れ、逃れてきた龍神の地で、地元の女性、お萬(まん)と出会い、恋におちた。名のある武将とも知らずに契ったお萬との悲恋物語は、滝を渡るホトトギスにもたとえられ、長唄になっている。今回、龍神観光協会の協力で、田辺市龍神村の無形文化財の長唄「恋小袖お萬ヶ渕(こいこそで・おまんがふち)」のレコードを借りることができた。放送ではごくわずかだが、お届けした。また、このことを調べるうち、ことし10月に和歌山市民会館で音楽劇「恋小袖の瀧」として、維盛とお萬の物語が上演されることを知った。関心のある方は観劇してみても良いでは。詳しくはコチラ。また、この地は、維盛が平家の行く末を護摩を焚いて占ったともされ、スカイタワーは、護摩壇のかたちを模して作られたらしい。

恋小袖の滝の向かい側

恋小袖の滝の向かい側


【龍神ですよ】
高野龍神スカイラインは全長42.7キロ。フルマラソンのコース長くらいある。走りきると龍神のはずだが、特に何もない。もう少し走って下っていくと、道の駅「龍神」がある。やっと龍神に着いた感を味わう女子2人。モニュメントで記念撮影する。ここの件は、放送にはない。ただ、この時点で、取材の日、龍神の地が猛暑日だったと知る。暑いよ。
道の駅 龍神

道の駅 龍神

龍神!女子2人の記念撮影

龍神!女子2人の記念撮影

【龍神温泉】

吊り橋を渡る際の心得

吊り橋を渡る際の心得

日高川を見下ろす

日高川を見下ろす

龍神温泉にやってきた女子2人。吊り橋を発見。発見すれば渡らないと。「湯本小橋(ゆもとこはし)」という。幅2.5メートル、長さ60メートル余り。写真でわかる通り、高さも随分ある。揺らさなくても揺れるし、足の下は素通しで日高川が見え、歩くたび、足下で木の板が、みしみしと音を立てる。よくできたアトラクション感覚。きゃーきゃー言いながら渡る。これも、涼しい体験といえそうだ。

吊り橋を渡る女子2人

吊り橋を渡る女子2人

結構高いでしょ吊り橋

結構高いでしょ吊り橋

温泉街を散策。龍神温泉についての看板を見、説明を読む。

龍神温泉の銘板

龍神温泉の銘板

龍神温泉について

龍神温泉について

昔ながらの旅館の佇まいを楽しみ、日高川の流れを聞く。

温泉街を散策する女子2人

温泉街を散策する女子2人

温泉街の旅館の佇まい

温泉街の旅館の佇まい

夏の終わりを告げるかのようなヒグラシの鳴き声が響く。浴衣姿のカップル、旅行客も目にする。温泉場らしい橋の名まえ、かわいい龍の欄干のデザインも。すべてがいい感じ。

欄干にはかわいい龍

欄干にはかわいい龍

いでゆの橋

いでゆの橋

あとは、美人になるだけ。さらに磨きをかけるのだという声も聞かれた。そう、龍神温泉は「日本三美人の湯」だから。

温泉街の橋の上からの眺め

温泉街の橋の上からの眺め

温泉街の橋の上で女子2人

温泉街の橋の上で女子2人


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