【万葉館】
「万葉集」九一九の山部赤人(やまべの・あかひと)の和歌「和歌の浦に潮満ち来れば潟を無み葦辺をさして鶴鳴き渡る」は、とてもよく知られた歌で、この中の「潟を無み」から「片男波」となったといわれる。そんな和歌浦や片男波を含む和歌山県と万葉集について知ることができ、和歌にもふれられる施設が県立万葉館。ここを訪れてから絶景を巡るか、ここを後で訪れるかは迷うところだが、女子旅では、途中で立ち寄った。
館内にも絶景を見ることができる大きな窓がある。前述の赤人の歌を体感できそうな景色が見られる。女子2人はしばらく眺めたあと、来館記念の顔出し撮影もしてみた。左が三浦さん。
入場無料でこのボリュームは素晴らしい。子どもよりとともに、大人も勉強できる、万葉集を知ることができる施設といえる。
ミニシアターでは15分程度の映像の上映がある。見終わった女子2人は、和歌山が素晴らしい場所とあらためて認識し、他府県に自慢したいと語った。
【下津】
和歌浦湾は和歌山市と海南市にまたがっている。となれば、絶景は海南市側にもあるはず。特に、今回は和歌浦の対岸となる海南市下津町を攻めようと塩津漁港にやってきた。このあたりは、どこも海に近く、潮の香りがする眺めの良い海岸線や崖地となっている。
地元のことをよく知る謎のキャラクター・カイナンマンの協力を得て、今回の旅を締めくくる絶景スポットを訪ねた。三浦さんが「カイナンマ~ン」と呼ぶと現れてくれた。実際は、この2人、海南市のイベントで知り合っていたという話。五島さんは初対面。ラジオ番組なのに衣装もちゃんと身につけて登場してくれたことに感謝。そして、女子2人の絶景スポットのオーダーに、まずは、露の浜海水浴場近くを案内してくれた。確かに景色はいいのだが…。「もう少し標高の高い場所」「広く見渡せるところがいい」など旅女子の注文が相次ぎ、もう1箇所、ここ!という場所をカイナンマンに頼んでみた。
つり公園シモツピアーランド近く、というか、眼下につり公園の桟橋という崖上のスポットに到着。恋の歌が書かれた歌碑もある展望所。この日訪ねた和歌山市の和歌浦湾岸が見渡せる。耳を澄ませば、潮騒も聞こえるという絶景スポットだ。カイナンマント記念撮影し、旅を終えた。
終えたはずだったが、波打ち際に下りてみた。静かに打ち寄せる波の音はいつまでも聞いていたい音。そして、この澄んだ水。晴れた日にまた来たい。
関連リンク集
- 和歌山市
- 海南市
- 和歌山市観光協会
- 海南観光ナビ(海南市観光協会)
- 紀州東照宮
- 和歌祭
- 新和歌遊園ロープウェイ
- 玉津島神社・塩竈神社
- 雑賀崎漁業協同組合
- 万葉館(和歌山県文化振興財団)
- 日本遺産ポータルサイト
- 日本遺産「絶景の宝庫 和歌の浦」(和歌山県)
- つり公園シモツピア-ランド
今回の女子旅サポーター(ナレーション)も、覚道沙恵子アナウンサー。
次回の旅は、その覚道アナウンサーをパートナーに、三浦さんとともに秋旅をしようと、日程とプランを企画調整中。果たして、実現なるか。放送日は10月28日。お楽しみに。