有田・日高、山をめぐり海をめざすドライブ旅

【ヤッホーポイント】
ヤッホーおじさんが、日本一のヤッホーポイントと認定した場所が、椿山(つばやま)ダム湖近くにある。国道を行くと、大きな看板が見えてくる。そして、椿山レイクブリッジ(椿山半島吊橋)のそばに駐車スペースがある。目指す場所は対岸。そう、この長い吊り橋を渡らなくてはならない。高いところが苦手な三浦さんは足取りに自信なさげ。ヤッホーポイントは、峪さんが、「ぜひとも三浦さんを連れてきたかった場所」という。

ヤッホーポイントは対岸

ヤッホーポイントは対岸

レイクブリッジ

レイクブリッジ

椿山レイクブリッジは全長200メートル。実は、和歌山県内で一番長い吊り橋らしい。近畿でも人道橋としては3番目に長い吊り橋だとか。かなり腰が引けた状態の三浦さんがようやく渡りきった先はまだ目的地ではなく、もう少し歩く必要がある。ヤッホーポイントのゲートをくぐり、大きな看板が立つ丘を越えるとその場所があった。

少し歩くとゲートが

少し歩くとゲートが

まだ上がるの?

まだ上がるの?

看板が大きい

看板が大きい

えーっと、どうすれば...

えーっと、どうすれば…

説明を読み、立ち位置を確認し…、三浦さんは歌のフレーズを大声で、峪さんはなんとわざわざ持ってきたリコーダーを吹く。肉声には反応するが、リコーダーは残念。2人は何度も戻ってくる山彦に歓声を上げながら大喜び。放送では聞き取れないほどの山彦音声だが、現地では、結構はっきり聞こえた。2人の驚き&感動の歓声で、その感じをくみ取ってほしい。そして、連れてきたかいがあったという峪さんだった。でも峪さん、次回(があれば)は、リコーダーは要らないから。

三浦ちあき行きま~す!

三浦ちあき行きま~す!

峪仁美、吹きます!

峪仁美、吹きます!

腰が引けていても、モデルさながらのポージングで写真撮影。そして、水面から10数メートルの中央部で、ダム湖の景色も(おそるおそる)見てみる三浦さん…。

椿山ダム湖の眺め

椿山ダム湖の眺め

橋の上で決めポーズ

橋の上で決めポーズ

【ささゆり】
椿山ダム湖近くに、美山温泉・愛徳荘(あいとくそう)があり、女将の盛岡典子(もりおか・のりこ)さんに、ササユリの開花状況を聞いた。日本一の藤棚ロードがある森林公園に咲いているが、ことしは一斉に開花ではなく、徐々にだという。行ってみると薄紫ともピンクとも見えるササユリが清楚に咲き、風に揺れていた。

こちら、ささゆり

こちら、ささゆり

ささゆり

ささゆり

【かき氷】
晴天と暑さから小休止。休憩は、国道42号沿い、日高町の喫茶いちりん。かき氷がおいしいという評判だと聞き、行ってみることに。三浦さん感激の様子。

いちりんのかき氷

いちりんのかき氷

【煙樹ヶ浜】
海が近い。まだ遠くだが波の音が聞こえる。海をめざす旅の終点が近づいてきた。長い弓形の砂利浜と、それに沿って続く松林で知られる煙樹ヶ浜(えんじゅがはま)、煙樹海岸とも。潮騒を耳にしながら松林を歩く。そして、浜へ。

松林から海へ

松林から海へ

松林が続く

松林が続く

砂利浜を踏みしめながら、海岸を目指す。大小の石を並べて「ありがとう」の文字を発見。ここでどんなドラマがあったのか。

砂利で「ありがとう」の文字

砂利で「ありがとう」の文字

波打ち際の女子2人

波打ち際の女子2人

そして、ついに波打ち際へ。女子2人、波が引く時のカラカラという音が素敵と言いつつ、ここでも波と戯れたり。

【大賀池】
海に着いたが旅はもう少し、日の岬をめざし続く。途中に、大賀ハスを栽培している大賀池(おおがいけ)に立ち寄る。ことしはイノシシの被害が大きかったとかで、新たに柵が設けられていた。残念ながら花はまだ一つも咲いていない。その後、6月17日に最初の花が咲いたという。そして、大賀池では恒例の観蓮会(かんれんかい)を7月1日午前8時から開く予定にしている。駐車場広場に1台ぽつんと和歌山放送の車、向こうは海。味のある景色に見える。

駐車場に車1台だけど

駐車場に車1台だけど

花はまだ

花はまだ

【日の岬パーク】
まずは、クヌッセンの丘へ。日本とデンマークの国交樹立のきっかけとなった出来事が、かつて日の岬沖であった。「クヌッセンさんはね…」と峪さんが、三浦さんに丁寧に説明する。ここには石の胸像がある。

クヌッセンさん

クヌッセンさん

白いユリが咲いている

白いユリが咲いている

国交150年の今年、デンマークから使節団が訪れ、式典などが行われた。

クヌッセンの丘

クヌッセンの丘

クヌッセンの丘からの展望

クヌッセンの丘からの展望

美浜町は移民の歴史を持つ。中でもカナダでの功績はすごい。日の岬パークにはカナダ資料館がある。ここにも立ち寄りたい。女子2人が訪れた時、すでに閉館時刻のあとだった。そして、「風車越しに海」の景色をしばし味わう。風車は風力発電用のもので2010年10月に運転を開始した「日の岬ウインドパーク風力発電所」。近くで見ると大きく、迫力がある。日の岬のビュースポットに認定!

カナダ資料館を背に...

カナダ資料館を背に…

でっかい風車と海を望む

でっかい風車と海を望む

【紀伊日ノ御碕灯台】
長きにわたって海の航行の安全に寄与してきた紀伊日御碕灯台(きいひのみさきとうだい)は、地盤が地滑りの危険性があるとして、移転が決まり、今春、竣工したばかり。そして、前の灯台への道路は通行止めになったまま。旧灯台と新灯台は、さほど離れていないが、美浜町から日高町へ移転したかたち。そう、町境を越えたのだ。駐車場はないので、日の岬パークの駐車場に車を止め、歩くのが良いと思われる。白亜の灯台がそびえ立つ、その周りは海を望む展望所となっている。そして、日の岬は、紀伊水道と太平洋を分ける場所。

夕陽に染まり始める灯台

夕陽に染まり始める灯台

崖の上に灯台はある

崖の上に灯台はある

地すべり通行止め

地すべり通行止め

この灯台は..

この灯台は…

旧灯台へのアクセスは不可になってた。

灯台と風車と女子2人

灯台と風車と女子2人

灯台周りは展望スペース

灯台周りは展望スペース

知る人ぞ知るデートスポット間違いなし。特に夕暮れがオススメ。そして、女子2人も紀伊半島の最西端で、旅の終わりを迎えた。

展望所から海を望む

展望所から海を望む

灯台前からの眺め

灯台前からの眺め

【おまけ:旅はつづく:クヌッセンの遺跡】
旅は終わったが、そこから和歌山市へ戻る途中に、関係する場所に立ち寄ったことを報告しておく。JKは女子高校生ではなく、ヨハネス・クヌッセン。JKの文字が躍る施設が日高町にもある。遭難現場は美浜町沖で、漂着現場がここ日高町というわけだ。勇敢な機関長の冥福を祈って。そして、クローバーを見つけると四つ葉探しを始める三浦さんがいる。今回も見つからなかった。

救命艇保管庫

救命艇保管庫

そこにクローバーがあると

そこにクローバーがあると

【おまけ:旅はつづく:西山ピクニック緑地】
美浜町と日高町の境界の尾根にある西山ピクニック緑地。ここは煙樹海岸が一望できるのみならず、ぐるっとあたりを見通せる場所。景観の案内図もあって、ここに行ったあそこに行ったと女子2人が旅の振り返りを。弧を描いて長くのびる煙樹ヶ浜やその背景の広大な松林に感動する。

煙樹海岸を一望

煙樹海岸を一望

景観マップで旅を振り返る

景観マップで旅を振り返る

【関連リンク集】

今回の女子旅サポーター(ナレーション)も、覚道沙恵子アナウンサー。
覚道アナの旅も実現させたいところ。

次回7月の旅は、紀南エリアをめぐる。
三浦さんとともに旅するパートナーは、伊舞なおみさん。
放送は、高校野球和歌山大会の関係(日程は7月13日から28日で、29日・30日は予備日となっていて、和歌山放送は全試合を実況生中継するため)で、1週遅れの8月5日(土)。
お楽しみに。

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