【白崎海岸道路】
白崎海洋公園がある白い岬を通る道路は県道24号御坊由良線。海洋公園を出て、わずかに南進。トンネルを抜けたすぐの所にそれはある。道路脇、側壁から水が湧いている。かつては金属の蛇口だったはずなのに、今はホース(?)になっている。「白崎の自然水」と書かれてある。
味わってみる女子2人。そう、ここに紙コップ登場。伊舞さん「白崎海洋公園の白い壁の味(イメージ)」、三浦さん「しょっぱい手前みたいな味」とのこと。ぜひ、紙コップ(もちろんペットボトルでも何でもいいし、手ですくってもいい)を持って行って試してみて。車道にあるのでくれぐれも気をつけて。
白崎荘のホームページには以下のように書かれてある。
白崎の天然カルシウム水
日高郡由良町大引の県道御坊由良線沿いでカルシウムが適度に含まれた天然水が湧き出しています。 白崎海岸に見られる石灰岩が多く含まれており、石灰岩は水に溶けやすい性質があるため、山に降った雨水が石灰岩の地層に染み込み、山裾まで流れる間に、カルシウムが適度に溶けだしているようです。 地元キヌヒカリ米とも相性が良く、ふっくらと美味しく炊き上がります。
白崎海岸の名所のひとつ、立巌岩(たてごいわ)。岩の上部に生えている緑は、由良町の木、紀州槇柏(きしゅうしんぱく)。立巌岩にもウミネコが飛来している。だが、その近くの小さな岩には無数のウミネコがいた。
「ウミネコの繁殖地なので静かに見守って」という看板があるのが、ウミネコが多く集まる県道沿いの大碆(おおばい)、沖合にあるウミネコの島は鹿尾菜島(ひじきじま)。どの島にもウミネコが集まるわけではないのが不思議なところ。
県道近くのウミネコが集まる島の近くには、ウミネコが飛び交っているほか、堤防などで羽根を休めていたりするので、間近で見ることができる場面もある。女子2人は大碆にたくさんいるウミネコをしばらく観察。鳴き声も聞いた。
白崎海岸は、白い岬、白い岩に注目が集まり、他はあまり見られていない気がするが、実は、海の水はとてもきれいで、ダイバーに人気のスポットも多い。
むき出しになっている白い岬以外にも、この辺りは石灰岩地層が多いことが山肌から分かる。
【白崎クルーズ】
由良観光開発が実施している現役の漁船・漁師さんが案内してくれる白崎クルーズを体験する。白崎海岸は、陸から見ることがほとんどだが、海からの眺めも素晴らしいことを知ってほしい。由良町大引(おおびき)の漁港で、ライフジャケットを身につけて、女子2人は、川口船長の船に乗り込む。30分コースと1時間コースがあり、夕陽クルーズもあるという。
そして、地元の現役の漁師さんだからこその絶妙な操舵で、岩礁に接近してくれる。まずは、立巌岩。
白崎海岸を代表する白い岬にも大接近。女子2人は「近い近い!」と大興奮。
潮風が最高に心地よい。そして、この時期のクルーズのハイライトは、ウミネコへのエサやり体験。前日までに、申し込んでおけば、エサ用の小魚(イワシなど)を用意してくれるから、ぜひ、体験して欲しい。
沖合のウミネコの島、鹿尾菜島へ。ウミネコを間近で見たことはあるだろうか。この鳥、実は案外大きい。黄色いくちばしと、赤いワンポイントがとてもチャーミングだ。
エサやりを始めると、島から飛び立ち、船の上空を旋回したり、目の前の海に集まってくる。女子2人は、初めての体験を目一杯楽しんで、笑顔満開。そして、小魚を遠くへ投げようとするがなかなかうまくいかなかったり…。
あっという間のウミネコへのエサやり体験、そして、白崎クルーズ。船は、スピードアップして、港に向かう。それもまた心地よい。そして、大引漁港で船を降り、今回の旅は終わりを迎えた。
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