田辺・白浜、おとなの春休み旅

【ナショナルトラスト運動発祥の地】
1974年、天神崎での別荘地開発計画が持ち上がったことから、この自然を守ろうと全国に呼びかけて募金を募り、土地の買い取り運動がスタート。その際設立された「天神崎の自然を大切にする会」は、自然環境保全法人・通称ナショナルトラスト法人の第1号に認定された。1987年のこと。それゆえ、日本のナショナルトラスト運動発祥の地とされている。→詳しくは、こちらの田辺市のホームページに掲載されている。

天神崎からのスタート

天神崎からのスタート

そんな大げさな話は関係なく、田辺から白浜が見通せる美しい場所としてスタート地点に選んだ。今回の旅のパートナーは、この番組の前身の「ラジオで和歌山」を担当し、2年半かけて県内を巡った中川智美アナウンサー(写真右)。天気もいいし良い旅が期待できそう、と2人。

☆番組は、ここから聞くことができます。

水ぬるむ感じ

水ぬるむ感じ

ちゃぷちゃぷと波の音がする磯場は、緑色が鮮やかな海草が生えていたり。温度を体感したいという三浦さんが先導する形で手をつけてみた。つめたいけれど、確実に温んでいる。春が近い、いや、春の感じだ。
たんぽぽが咲いている

たんぽぽが咲いている

メジロがいた!どこどこ?

メジロがいた!どこどこ?

堤防を挟んで陸地の方にはタンポポが咲き、足下にも山にも緑があふれている。木々の中に一瞬メジロの姿を見つけたが、のぞき込むと春の使者もういなかった。

【ひろめ】
春先の田辺に行くならひろめが食べたい。どうせなら漁が見たい。そんな、中川アナに誘われて、新庄漁業協同組合を訪ねた。

新庄漁協

新庄漁協


田辺市と白浜町の境界近くの海岸沿いに漁協の事務所はある。元組合長の谷本晋一(たにもと・しんいち)さんに「ひろめ」について話を聞いた。女子2人は前のめりで耳を傾ける。1月から始まる漁は、箱メガネで海中を見ながら、手作業での収穫になる。大きいものは1メートルほどになるが、小さい方がおいしいといい、まもなく漁期は終わるという。漁は船なので、水揚げだけでも見たいとお願いしていたが、この日は少し風が強く、出漁できなかったらしい、残念。
元組合長の話に興味津々

元組合長の話に興味津々

谷本晋一元組合長

谷本晋一元組合長

谷本さんもオススメのひろめの食べ方、しゃぶしゃぶ。漁協近くにある海鮮問屋丸長・田辺店で食べられると聞いてやってきた。地元の旬の食材ということで、期間限定で、ひろめのしゃぶしゃぶがメニューになっている。
ひろめのしゃぶしゃぶ

ひろめのしゃぶしゃぶ

ひろめ

ひろめ

さっと湯にくぐらせると、茶色から明るい緑色に変わる。マジックショーと谷本さんは言ったが、まさに。三浦さんが大はしゃぎで初体験(初めて食べる)。その様子をディレクターが撮影していたものだから、近くの席のお客さんから「ユーチューバーか!」の声。違います、ラジオですから(笑)
おお!色が変わった!

おお!色が変わった!

【平草原】
昼食をすませた女子2人がやってきたのは白浜町の平草原(へいそうげん)公園。南紀白浜空港の近くにある四季折々の花を楽しめる公園だ。3月中旬の訪問時には、入口近くで、ヤマザクラが咲き始めていた。放送のころは、桜が満開になっていたようす。白や黄色のスイセンが咲く傍らで、新しい管理棟が完成間近。工事が行われていた。

スイセンだ

スイセンだ

黄色のスイセン

黄色のスイセン

平草原公園に入ると正面に丸い(円筒形)建物が見える。白浜温泉の歴史や温泉について知ることができる白浜民俗温泉資料館だ。その前には一見足湯のような水たまりがある。かつては湯だったというディレクター、でも、この日は水だった。普段はどうなのか。
もしや温泉!?

もしや温泉!?


温泉の掘り方…って、掘る機会はないなぁ…そんなことを言いつつ、初めて見る資料や道具に「へぇ~」連発の女子2人。入場無料。ぜひ、訪ねてみて。
白浜民俗温泉資料館

白浜民俗温泉資料館

白浜民俗温泉資料館

白浜民俗温泉資料館

資料館をあとに公園内を進む。池があり、ユキヤナギが咲き始めている。と、突然の青いベンチ。座ってみる。
平草原公園を行く

平草原公園を行く

ベンチに座ってみた

ベンチに座ってみた

春を探しに、土筆(つくし)を見つけに来たんだった。思い出して探し始めると、速攻で発見。まだまだ小さな土筆くん。「チャイルド土筆」と三浦さん。そもそも「スギナ」の子なんだけど…。
あった!つくし!

あった!つくし!

ヤマザクラが咲いている

ヤマザクラが咲いている

公園のそばには展望台がある。ここは、知る人ぞ知る絶景スポット。知る人=中川アナが、三浦さんに目をつぶらせて、手を引いていく。そして、3・2・1….。
階段を上がって...

階段を上がって…


白良浜や白浜温泉街が眼下に、遠景は田辺・みなべ・さらにその向こうまで見渡せる。天神崎から見た白浜から見てる感じ。
おおおお、絶景!

おおおお、絶景!

展望台から白浜一望

展望台から白浜一望

4月1日に開港50周辺を迎える「南紀白浜空港」も見ておく。空港~滑走路を一望出来る展望台、展望公園があるのだ。50周年を記念して、4月からわかぱんジェットも就航している。
南紀白浜空港を一望

南紀白浜空港を一望


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