【岩代駅】
シンガーソングライターの谷山浩子さんの「テングサの歌」(1979年)に登場することで、和歌山県内では知られているみなべ町の岩代(いわしろ)駅。歌の通り、南部(みなべ)駅の隣りにある。歌には駅長さんが登場するが今は無人駅。晴れていれば、海が見えるがこの日は残念。
ひっそりとした駅舎の前に「紀の国トレイナート」の看板を見つけ、アートを探す2人。作品はおととし(2015年)に制作された「—描き。その土地に立ち。ただただ描く。遊び。−」。一見落書きのようなアートをホームの壁に見つけた。作者がどういう思いで描いたにせよ「見る人それぞれに感じてほしいのでは」と三浦さん。
【うめ振興館】
アート探しももちろんだが、「ウメ大好き」という三浦さんと、駅つながりなどあって、みなべ町の道の駅「うめ振興館」へ。ここは、1997年、当時の旧南部川村に開館した特産のウメを多角的に紹介する施設。ウメのことなら何でも分かる&ウメや加工品、お菓子などのお土産も販売している。屋上などが展望所として開放されていて、ウメの花が満開のころの天気の良い日には、絶景を堪能できる。
館内に入ると、人に反応して、パネルが点灯したり、大きなウグイスが出迎えてくれる。写真や実物の展示、また映像でウメのいろいろを知ることができる。満開の南部梅林を再現した展示もあった。その前で「花咲かじいさんのように、何か蒔きたい気分….」と三浦さん。何か違うぞ。
梅根性と柿根性という2つの性格付けを知った2人。本人の見立てででは、三浦さんは梅、覚道アナは柿だという。
毎朝ウメを食べるのは良い習慣と知った三浦さんは、自分の日課に自信を深めた様子。一方の覚道アナは、ガチャポンに興味津々。大はしゃぎで体験してみる。ちなみに、このウメガチャポンはここだけではない。ウメやみなべ町、和歌山県のPR施設など何か所かに設置されていてどこも大人気という。見かけたらやってみて。
【芳養駅】
田辺市に入った。芳養(はや)駅も南部(みなべ)駅の隣だったりする無人駅。このあたりの紀勢線の駅は北から、御坊-道成寺-(中略)-岩代-南部-芳養-紀伊田辺と並んでいる。御坊・田辺間は紀勢線で40.9km。
紀の国トレイナートのロゴデザインをはじめとするトータルデザインを手がけるデザイナー太田博久さんが、2014年から駅舎デザインを続けているそうで、女子2人はアートの中でポーズを…。
【紀伊田辺駅】
紀南のターミナル。紀勢線は、ここから南は単線となる。無人駅ではないが紀の国トレイナート大展開中。実は、駅舎の建て替えが決まり(現在工事中)、有終の美を飾ろうと、熊野の自然に回帰するイメージの植物の絵を地域の人たちが協力して描き、色づけしているという。ポップでカラフルでかわいい。幼稚園のよう。顔出しアートもあり、お約束の笑顔で顔を出す2人。
紀伊田辺駅の隣は観光案内所。駅前広場にはアートの元祖のように雄々しい弁慶像がある。そして、その脇に紀の国トレイナートの一環で設置された「積み木の茶室」があった。茶室は、側面は凸型の木材約3千個を使って組み立てられ、室内には木材の隙間から光が木漏れ日のように降り注ぐとある。期間中、イベントも行われたようで、中にカウンターもあった。去年(2016年)は御坊駅に設置されていたという。
雨宿りを兼ねて、茶室に入ってみた女子2人。木のいい香りがする素敵な空間だ。イスも木製かと思いきや段ボール製だったりと楽しい。旅のまとめトークはここかなと思ったその時、バックパックに半袖の外国人女性が通りかかった。「Hello」と声をかけられた三浦さん、「Hello」と元気よく返したが、女性が話し始めると、覚道アナに「英語できる?」と助けを求めた。会話は番組で聞いてみて。
関連リンク
- 御坊市
- 御坊市観光協会
- 印南町
- みなべ町
- みなべ観光協会
- 田辺市
- 田辺観光協会
- 紀の国トレイナート
- JR西日本
- JR西日本 お出かけネット
- Sioトープ(御坊市)
- うめ振興館(みなべ町)
- 道の駅 みなべうめ振興館(近畿道の駅/国土交通省近畿地方整備局)
- せち焼き やました
- 道成寺
今回は、女子旅のレギュラーサポーター(ナレーション)の覚道沙恵子アナウンサーが旅に出かけたので、代打を中川智美アナウンサーに頼んだ。中川アナにもどこかの旅で参加してほしい。
次回11月の旅は、紅葉が気になるが、放送日を考えると、どこがいいかな…計画中。放送日は11月25日。誰とどんな旅になりますか、ご期待下さい。