由良・湯浅、醤油のルーツと醤油香る町を訪ねる旅

【伝建地区】
2006年12月、湯浅町の醤油づくりの古い街並みが国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に選定されたという報にふれた時、はじめて、「重伝建」という存在を知った。なにせ、名称が長いというのが、もっともやっかいで、すごいことなのだろうが、打ち出しが難しいのではないかと思ったものだ。あれから、10年以上が経過し、重伝建は湯浅を表す素敵な単語として定着している。

重伝建地区の案内

重伝建地区の案内

醤油香る重伝建の町並み

醤油香る重伝建の町並み

去年(2016年)3月、湯浅町歴史的風致維持向上計画が国の認定を受け、ことし(2017年)4月には、「最初の一滴」醤油醸造の発祥の地 紀州湯浅として、日本遺産に認定された。あれよあれよという間に、湯浅の重要度が国レベルで大きくなり、醤油発祥の地の知名度は上がっていく。そこに暮らす人がいるというのが、湯浅の特長でもある。
元酒屋さんの休憩所、岡正

元酒屋さんの休憩所、岡正

岡正で休憩&マップを見る

岡正で休憩&マップを見る

訪れる人も年々多くなる湯浅。どこに行こうかと女子2人は計画を立てる。暑い夏の日差しをひととき避けたいという思いがあったことも間違いはないだろう。ただ、この休憩所しかり、歩き始めてもしかり、どこをどんな風に訪ねるかということを考える以前に、自分たちがその中にいる。

町歩き始める

町歩き始める

虫籠窓

虫籠窓

せいろの中に、古い道具や美術品などを展示した「せいろミュージアム」も湯浅の町の特徴の一つ。その場所や店、家にマッチしたモノを選んで飾っている。その家の持ち物という訳ではなく、ボランティアの人たちが、まちなみの魅力アップに作り上げたのだという。素晴らしい。

せいろミュージアム

せいろミュージアム

せいろミュージアム

せいろミュージアム

現代と背中合わせながら、レトロ感が街並み全体を包んでいる。ずっとそこに合ったものばかりではなく、合うようにそれぞれが工夫している。女子注目のレトロなポストは現役のポストだった。

レトロな魚屋さん

レトロな魚屋さん

レトロなポストと

レトロなポストと

鉄の端の風鈴

鉄の端の風鈴

店先の設えにも季節感

店先の設えにも季節感

ポストを見つけてはしゃいでいると、風鈴のような、金属の高い音が聞こえてきた。ポスト脇の金山寺味噌店・太田さん。誘われるままに、のれんをくぐり、店番をしていた太田加寿代(おおた・かずよ)さんに話を聞く。

金山寺味噌の太田さん

金山寺味噌の太田さん

金山寺味噌店の太田加寿代さん

金山寺味噌店の太田加寿代さん

町歩きの中、醤油造りの道具が保存されている蔵を見つけ、入ってみる。ひんやりとして、涼しい。これ女子旅に重要。天井近くに掲げられた「朝味噌夕醤油」がやたら気になり、印象に残った。わかるようなわからないような、でも、この味噌と醤油の町に,馴染んでいるフレーズといえる。

醤油道具蔵

醤油道具蔵

朝味噌夕醤油

朝味噌夕醤油

三浦さんは「ハナがイイ」「鼻が効く」ことが明らかになる。上林さんが、三浦さんを連れて行きたいと思っていた町の歴史博物館「甚風呂」だが、「なにかある」と三浦さんのハナにも反応が….。期待できそうだ。

町歩きが続く

町歩きが続く

甚風呂への道案内を見つける

甚風呂への道案内を見つける

甚風呂ののれん

甚風呂ののれん

マッサージチェアに三浦さん

マッサージチェアに三浦さん

銭湯の跡地をそのまま歴史博物館として利用している。入場無料。上林さんが案内するまでもなく、三浦さんはすでにのりのり。

男湯の立湯の湯船に入ってみる

男湯の立湯の湯船に入ってみる

男湯の湯船に座ってみる

男湯の湯船に座ってみる

銭湯に隣接する住宅部分(展示場)

銭湯に隣接する住宅部分(展示場)

住宅部分にはさまざまな展示が

住宅部分にはさまざまな展示が

甚風呂の山本郁美(やまもと・いくみ)さんに、住居部分を案内してもらう。そう、ここは、銭湯部分と住居部分がある。音が出る道具が多く、老若男女に人気があるとか。
甚風呂の山本郁美さん(左)と三浦さん

甚風呂の山本郁美さん(左)と三浦さん

山本郁美さんが霧笛を鳴らす

山本郁美さんが霧笛を鳴らす

霧笛を鳴らしみる上林さん

霧笛を鳴らしみる上林さん

船だんす

船だんす

実施に使ったことはなく、それらの中で生活したことがないけれども、見ているだけで、懐かしさがあふれる昭和や,もう少し前のものたち。ちゃぶ台を前に、電話機を使って..と、女子コントトークが続く。
ちゃぶ台トークが続く

ちゃぶ台トークが続く

2階に上がってみる

2階に上がってみる

新旧の貨幣展示

新旧の貨幣展示

井戸水は15℃

井戸水は15℃

レコードがプレーヤーに

レコードがプレーヤーに

最後は、番台。永遠の憧れだと言って男性が喜んで座るという話。女子2人はここでもコントトークを披露。
番台トーク展開中

番台トーク展開中

番台が似合いすぎる上林さん

番台が似合いすぎる上林さん


関連リンク集

今回の女子旅サポーター(ナレーション)も、覚道沙恵子アナウンサー。
そろそろ、覚道アナを旅に連れ出したいところ。

次回9月の旅は、どこへ行こうか。放送日は9月30日。
三浦さんとともに旅するパートナーも行き先もまだ決まっていない。
早々に決めて、旅(ロケ・取材・収録・撮影)をしないとヤバイぞ…と思いつつ。
お楽しみに。

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