皆さんは、まちなかで、「ピヨ、ピヨピヨ」または「カッコー、カカッコー」という鳥の鳴き声のような音を聞いたことはありませんか。それが、「音の出る信号機」が発している誘導音と呼ばれる電子音です。歩行者用信号機の近くに小さなスピーカーがあり、そこから電子音が出ています。
和歌山放送では、1986年からラジオ・チャリティ・ミュージックソンに参加し、「音の出る信号機」の設置を主目的に、毎年11月から1月までの3か月間にわたり、募金活動を展開しています。今回は第39回となります。
和歌山県は「音の出る信号機」が多いことでも知られています。設置率は20%を超えていて、長年、全国1位を続けています。和歌山県内では、信号機の5台に1台以上(正確には、信号機のある交差点のうち、5か所に1か所以上)が、音の出る信号機ということです。最新のデータ(2023年3月末時点)では設置率が23・5%となり、信号機の4台に1台に近づいています。(設置率は、和歌山県警のデータによります)
ミュージックソンに寄せられた募金で寄贈した信号機もこの成果を支えています。それは、ご協力いただいた皆さんのおかげに他なりません。ありがとうございます。
和歌山放送が、これまでに寄贈した音の出る信号機は、あわせて118基(このうち和歌山県内は109基)です。