太地とクジラとその回り、映画のロケ地を巡る旅

【秋祭り】
今回のスタートは新宮市のJR新宮駅前広場。そして、今回の旅は、和歌山で撮影され公開中の映画「ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。」(「ボクジラ」と略すことも)のロケ地を巡ってみようという企画。番組取材の前日に映画を見てきた三浦ちあきさん。旅のパートナーは、この映画に出演しているバッシーこと柳橋さやかさん(写真左)。女子旅は半年ぶり4回目。女優として紹介し、女優然として登場した矢先、そろいの青いはっぴ姿の集団が金色のおみこしを担いで「わっしょいわっしょい」の声もにぎやかに、駅前に差し掛かり、通り過ぎて行った。秋祭りの季節なんだなぁ…。

JR新宮駅前広場

JR新宮駅前広場

録音した音声で聞くと、マイクに近い女子2人の声が断然大きいのだが、現場では、いいタイミングで「わっしょいわっしょい」がやってきてバッシーの演技がかき消された。冒頭から面白い。今回も珍道中になる予感。

☆番組は、ここから聞くことができます。

映画「ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。」

© 2018映画「ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。」製作委員会

© 2018映画「ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。」製作委員会

くじらだけを飼育する和歌山県南部にある「くじらの博物館」。来客も増えず、次々に飼育員が辞めていく中、再建をかけて、館長が飼育員リーダーに任命したのは、純粋にくじらを愛する鯨井太一(矢野聖人)。ベテランスタッフらから反感を買うが、東京の水族館から来た白石唯(武田梨奈)や学芸員の間柴望美(岡本玲)らに支えられながら、太一がスタッフの手作りによる「くじらまつり」の開催を決め、それに向けて奮闘する3人の成長していく姿が描かれる。いろんな問題や人間関係、お騒がせなテレビクルーたちなどもあって…。

去年(2017年)、太地町の町立くじらの博物館を中心に、紀南地方で撮影された。19日間の撮影期間中、2度の台風に見舞われ、晴れた日は2日。撮影が予定通り進まない場面もあったが無事完成。今月12日から和歌山県内で先行公開が始まり、11月3日からは全国で順次公開される。作品には、和歌山出身やゆかりの女優、モデル、アイドルなどが各所に出演。主題歌「Colorful~あなたといた時間~」を和歌山出身の清水理子[虹のコンキスタドール]が歌う。公式ホームページはこちら

【新宮は寿司】
秋祭りやお正月はもちろん、この地方では、普段でも食べるという新宮・熊野地方の名物「さんまの姿寿司」。といえば「徐福寿司」。駅前店を訪ねた。映画の中で、メインキャストの3人が居酒屋風の店内でさんまの姿寿司を食べるシーンがある。店主の里中陽互(さとなか・ようご)さんもスクリーンに登場する。演技指導はなかったという話。

人気ラインナップが勢揃い

人気ラインナップが勢揃い

ほいひー(おいしい)

ほいひー(おいしい)

プレミア和歌山でもある名物さんまの姿寿司はもちろん、昆布寿司、玉子巻き、熊野牛のり巻きと注文。どれもおいしい。今回の旅は食からということもあり、女子2人は終始ハイテンションに。途中、里中店主から、まぐろの握り寿司を差し入れされ、さらに上機嫌になる女子。食べる食べる。

店主のさし入れに超笑顔

店主のさし入れに超笑顔


明るく陽気で笑顔が素敵な里中店主は、今は新宮市観光協会の会長も務めているのだとか。インスタグラム「#新宮スタ」を熱烈PR。女子旅のインスタもさっそくフォロー。皆さんもぜひ。
#新宮スタ(フレーム)

#新宮スタ(フレーム)

里中店主と店の前で

里中店主と店の前で


【那智勝浦はカフェ】
那智勝浦町のJR紀伊勝浦駅前商店街の一角に「Cafe アマアイ」はある。映画の中で唯(武田)が先輩飼育員に悩みを相談するシーン。バーのような雰囲気を醸すおしゃれでムーディなカフェだ。マスターの鳥羽山恭兵(とばやま・きょうへい)さんもキャストの背景で映画に登場する。緊張したという。店名は雨間(あまあい)、雨宿りの意味があるようだ(ホームページから)。

スイーツにご機嫌

スイーツにご機嫌

マスターの鳥羽山さんと

マスターの鳥羽山さんと

自家製スイーツも豊富で、コーヒーの種類も多い。食事もできる。バッシーはチキンカレーを注文…って、お寿司食べたばかりなんだけど。

チキンカレーを食べる

チキンカレーを食べる


出演&ダンスの振り付けなど制作にも参加し、台本も全部見ているバッシーはもちろん、番組ディレクターも映画は見ている。だが、さすがは前日に見てきた三浦さんの記憶は細部にわたる。店に入ると、この席でこんな風に…とシーンを解説してくれる。
商店街にある店構え

商店街にある店構え

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