音の出る信号機

街を歩いていたり、車や自転車などで走っているときに、「ピヨピヨ、ピヨピヨ」また「カッコー、カッコー」という鳥の鳴き声のような音を耳にしたことはありませんか。それが、「音の出る信号機」が発している音(誘導音)です。

「音の出る信号機」とは「音響装置付信号機」のことです。一般の交通信号機に、視覚障がい者用交通信号付加装置が付けられた信号機のことで、この装置は、原則として、青色点灯を音で知らせます。実際には、横断者のための装置ですので、「音の出る信号機」が設置されると、「音の鳴る交差点」や「音の鳴る横断歩道」となります。

誘導音は、擬音式とメロディ式があり、当キャンペーンの基金の名称にもなっている「通りゃんせ」は、初期の「音の出る信号機」に使用されていたメロディの代表的なものです。その後、目の不自由な方をはじめとする障がい者が混乱することがないよう、警察庁が、2003年10月に「視覚障害者用付加装置に関する設置・運用指針」を制定、各都道府県警に対し「擬音式の異種鳴き交わし方式を整備するよう」通達が出されました。これ以降は、新設の信号機はもとより、信号機の更新の際に置き換えられているそうです。


「擬音式の異種鳴き交わし方式」とは、主に鳥の鳴き声で、道路の方向などにより、鳴き声が異なるというものです。「カッコー」(東西、または、主道路横断用)と「ピヨピヨ」(南北、または、従道路横断用)などです。そして、和歌山県内の音の出る信号機はすべて「擬音式の異種鳴き交わし方式」となっています。

和歌山放送では、昨年度(2016年度)の「ラジオチャリティミュージックソン」に寄せられた浄財で、新たに「音の出る信号機」2基を和歌山県に寄贈しました。第32回となる今年度のキャンペーンの24時間特別番組にあわせ、12月22日と24日に、田辺市内と和歌山市内で新たに稼働します。

和歌山県は「音の出る信号機」が多いことでも知られています。実数ではなく、信号機のある交差点に占める音の出る信号機の割合が全国1位を続けています。和歌山県内では、信号機の5台に1台が、音の出る信号機です。もちろんこれは、和歌山県や和歌山県警の視覚障がい者にやさしい交通政策の成果ですが、その一翼を担うキャンペーンとして、ラジオチャリティミュージックソンを続けていくスタッフ全員の励みになっています。そして、それは、とりもなおさず、ご協力いただいた皆さんのおかげです。

「音の出る信号機の設置率1位」について

※和歌山放送ラジオチャリティミュージックソンに寄せられた浄財で寄贈した音の出る信号機の市町村別設置実績(今年度設置分を含む)は次の通り。
【和歌山県】 和歌山市33基、田辺市13基、新宮市10基、白浜町6基、橋本市5基、海南市・上富田町各4基、岩出市・御坊市各3基、紀の川市・かつらぎ町・那智勝浦町・串本町各2基、有田市・有田川町・広川町・湯浅町・日高町・みなべ町各1基
【大阪府】 泉佐野市5基、貝塚市・阪南市各2基

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Top